「専用車両」登場で大阪環状線どう変わる? 新型323系電車の魅力とは

扉の数を減らすと安全性が高まる大阪環状線の環境

 大阪環状線の新型車両323系が片側3扉で登場した理由、それは安全性を高める「ホーム柵(ホームドア)」です。

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乗降用扉が3か所になった新型の323系電車。下は4扉の103系電車(恵 知仁撮影)。

 首都圏を中心に導入されている、ドアが横にスライドするタイプのホーム柵は、列車の扉の数や位置を揃える必要があります。しかし、大阪環状線ではオレンジ色をした片側4扉の103系電車や201系電車に加えて、片側3扉の223系電車や221系電車なども、関空・紀州路快速や大和路快速として乗り入れてきます。そこで、大阪環状線にもホーム柵を導入しやすいよう、JR西日本では同線を走る車両の扉数を3扉へ統一することに決定。そのため、新型車両の323系は片側3扉になりました。

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大和路快速に使われる3扉の221系電車(2014年7月、恵 知仁撮影)。

 ちなみに扉数を統一するにあたってJR西日本は、朝ラッシュ時に大阪環状線を走る列車を3扉にそろえ、混雑状況がそれでどう変わるか確認する実験を事前に実施。その結果、3扉にしても問題のないことが確認されたということです。

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コメント

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1件のコメント

  1. 『首都圏を中心に導入されている、ドアが横にスライドするタイプのホーム柵』
    全国津々浦々で採用されてますが・・・ご覧になった事無いですか??