現代戦に必要な「お皿」の正体 E-2Cパイロットが語るその「タカの目」

背中に「お皿」が載ったカタチの飛行機E-2C。戦闘機のような戦闘を行う航空機ではありませんが、E-2Cの警戒監視能力は、現代戦には欠かせないものといわれています。どんな飛行機なのか、搭乗する現役自衛官に話を聞きました。

もし、本格的な武力事態に至ったら… 無くてはならない「ホークアイ」

 E-2Cは空域を警戒監視するという任務を行うことから、その飛行は通常数時間におよぶものとなります。そのあいだ、食事は弁当を持参し任務の合間にとることができますが、機内に一般的な旅客機のようなトイレはないといいます。

「トイレはありますがオマルのようなもので、通常は路上での渋滞時に使うような市販の携帯用簡易トイレを使用します」(第603飛行隊長 小池裕晃2佐)

 E-2Cは表立って言えない、もうひとつの重大な役割があります。それは本格的な武力事態に至った場合の“目”としての役割です。飛行機やレーダーが登場した20世紀以降の戦争において、真っ先に攻撃を受けるのは地上のレーダーサイトであり、まず相手の目潰しをすることが定石になっています。つまり本格的な武力事態に至った場合、レーダーサイトは使えなくなる可能性が高く、空中の警戒はE-2Cや浜松基地に所在するE-767「AWACS」が頼りとなります。

 E-2Cの愛称「ホークアイ」は、高い視力を持つことで知られる「タカの目」を意味し、その機体には、闇夜において超音波で獲物を探すコウモリの部隊章が描かれています。「ホークアイ」の優れた“目と耳(センサー)”は、日本の空の安全と防衛において、まさに無くてはならないものなのです。

【了】

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コメント

1件のコメント

  1. 導入時の機種選定で、索敵範囲も広く、多分トイレも普通に使えたE-3Aはなぜ選ばれなかったのでしょうね。ヤフコメにも書いたけど、艦載機を使う理由なんて日本にはさらさら無かったのに。

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