「最前線」那覇基地の最新版F-15戦闘機、そこに示された覚悟とは

エンブレムに表れた、最前線を務める「覚悟」

 第9航空団を構成する第204飛行隊所属の機体には、尾翼に「ハクトウワシ」のエンブレムが、第304飛行隊所属機には英彦山(福岡県)に棲むとされる「天狗」が描かれています。川波司令は、第9航空団が2016年1月末をもって新たにスタートするにあたり、両飛行隊所属機に描かれる尾翼のエンブレムを「ハイビジ」から「ロービジ」に塗り替えることを決めました。

「ハイビジ」とは通常のカラフルで派手な塗装を、「ロービジ」とは灰色の濃淡のみで描かれた目立たない迷彩塗装を意味します。とはいえ、小さなエンブレムをロービジ化したことによって、果たしてどれほどの迷彩効果があるのでしょうか。

「ロービジ化したことによってF-15が見えにくくなったかというと、そういうことはないでしょう。ハイビジからあえて実戦的なロービジにしたことによって、今後いっそう気持ちをひきしめ任務にあたるという我々の覚悟を示す狙いがあります」(第9航空団司令 川波空将補)

 右肩上がりで増加する対中国機のスクランブルは今後、いっそう厳しい状況になるものと推測されます。第9航空団のパイロットらはF-15SJ、F-15MJ、ふたつの「イーグル」の性能を100%引き出すために厳しい訓練を行い、そして今日も日本の領空を守る最前線においていつでもスクランブルできるよう、24時間の待機任務を続けています。

【了】

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