空の「じゃじゃ馬」E-2C早期警戒機 パイロットが語るその特徴

背中にお皿型のレーダーを載せたE-2C早期警戒機。一風変わった見た目が特徴的ですが、その操縦もほかとは少々違うようです。同機へ搭乗する現役自衛官に、その特徴などについて話を聞きました。

見て分かる左右非対称 じゃじゃ馬の「性格」は生い立ちに由来

「4枚ある垂直尾翼のうち、左から2枚目にだけ横方向の操縦を行う動翼『ラダー(方向舵)』が取り付けられていないのです。またラダーも、それぞれ1枚板ではなく2枚の板が連動して大きく動くようになっています。両手両足を使って操縦しなければならないE-2Cは、ある意味でパイロット冥利に尽きる機体です。ですからE-2Cのパイロットというのは、どこか『職人気質』なところがありますね」(第603飛行隊長 小池裕晃2佐)

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E-2Cの垂直尾翼は、空母格納庫の天井によって高さが制限されるなか、面積を稼ぐために4枚も設けられた。左から2枚目の垂直尾翼だけラダーが無い(2016年1月、恵 知仁撮影)。

 E-2Cはもともと、アメリカ海軍の空母艦載機として設計されました。たとえば、アメリカ軍の横須賀基地(神奈川県)に配備されている航空母艦「ロナルド・レーガン」は全長333mで、軍艦としては非常に大きな部類に入る空母ですが、2000mや3000mの滑走路を持つ陸上の飛行場に比べれば、海面に浮かぶ木の葉のようなものです。E-2Cはそんな空母から離陸する際に素早く加速、上昇するために、操縦の難しさにはある程度目をつむった上で、小さな機体に大きなパワーが与えられたのです。

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