30分毎に走ってたのに…「東京23区最北の鉄道駅」と埼玉を結ぶ東武バス、あっさり廃止なぜ? “抜け道”的な便利路線なのに

東武バスが、草加駅と見沼代親水公園駅を結ぶ「草加22」系統を2026年3月に廃止します。この路線は、数年前まで毎時2本が運行されていましたが、現在は1日たった8往復に。どのような現状なのか、実際に乗車してみました。

埼玉と東京をまたぐ路線

 東武バスが、2026年3月末限りで東武バスセントラル管内の7路線を廃止すると発表しました。このうちの一つが、草加駅西口~見沼代親水公園駅間を小型バスで結ぶ「草加22」系統です。現状はどのようになっているか、実際に乗車して確かめてみました。

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2026年3月末で廃止される東武バス「草加22」系統(柴田東吾撮影)

「草加22」は、東武スカイツリーライン(伊勢崎線)の急行停車駅である草加駅と、東京都交通局の新交通システム「日暮里・舎人ライナー」の終点・見沼代親水公園駅(足立区)を結んでいます。路線の距離は5.2kmで、所要時間は30分ほどです。

 見沼代親水公園は東京23区最北の鉄道駅で、北へ300mほど歩けば埼玉県境(草加市)です。このため路線の大部分は埼玉県草加市に属します。草加駅付近は大通りを走るものの、国道4号より西側は道が狭くなるため、小型のバスが使用されています。

 この路線は、日暮里・舎人ライナーの開業(2008年3月30日)と同時に運行を開始した「見21」系統が源流です。後に島忠ホームズ(ホームズ草加舎人店)経由の「見22」系統が登場し、日中の便はすべて「見22」に移行しました。さらにその後、「見21」は「草加21」に、「見22」は「草加22」にそれぞれ変わり、2018(平成30)年4月には全便が島忠ホームズ経由の「草加22」に統合されました。

 バスの本数は、「見21」の運行開始当初は毎時2本程度でした。状況が大きく変わったのは2020年です。平日は毎時1本に半減し、後に土休日も削減され、最終的には平日・土休日とも1日8往復と大幅に減便されています。

【見納め】変化に富む「草加22」の車窓を見る(写真)

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