「『エアフォースワン』って大統領専用機の名前じゃないの!?」なぜ? あの“青と白のジャンボ機”がその名を付される条件とは
アメリカ大統領専用機をよく「エアフォースワン」とよびますが、実はこれ、大統領専用機そのものの名前を指す訳ではありません。
実は機体名ではありません!
アメリカ大統領が各国を訪れる際、大統領専用機手を振りながらタラップを降りてくる光景は、ニュースなどでも目にしたことがあるでしょう。同機の代名詞のようにも使用される「エアフォースワン」という名称です。実はこれ、大統領専用機そのものの名前を指す訳ではありません。
「エアフォースワン」が大統領専用機の名称でないのだとしたら、いったい何なのでしょうか。実はこの呼称は、アメリカ大統領がアメリカ空軍の航空機に搭乗した際に使用されるコールサインなのです。2026年現在、大統領専用機として使われているボーイング747-200Bベースの機体名は、VC-25とアメリカ空軍内では呼称されています。
アメリカ大統領は、移動の際に747ベースのVC-25に搭乗するケースが多いため、機体そのものの名称が「エアフォースワン」と認識されがちですが、実はアメリカ大統領が搭乗しているアメリカ空軍機は戦闘機であろうとヘリコプターであろうとすべて「エアフォースワン」のコールサインが使用されることになるのです。
逆にアメリカ大統領が乗っていない場合、「エアフォースワン」のコールサインは使用されません。VC-25は2機存在しますが、例えば、副大統領が搭乗していた場合は「エアフォースツー」のコールサインが使用され、大統領・副大統領が乗っていない場合は機体番号に則して「SAM 28000」 または 「SAM 29000」と呼ばれます。
では、搭乗中にもし、アメリカ大統領が辞任したらコールサインはどうなるのでしょうか。その場合は、飛行中でもその場でコールサインが変更されるとのことです。実際、第37代アメリカ大統領のリチャード・ニクソンの辞任は、この大統領専用機の機上であったため、飛行中にコールサインが変更になったそうで、かなり徹底しています。





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