「『エアフォースワン』って大統領専用機の名前じゃないの!?」なぜ? あの“青と白のジャンボ機”がその名を付される条件とは

アメリカ大統領専用機をよく「エアフォースワン」とよびますが、実はこれ、大統領専用機そのものの名前を指す訳ではありません。

実は機体色が変わる可能性もあった大統領専用機

 なお、新型の大統領専用機に関しては現在、老朽化により更新が計画されていますが、混迷を極めています。当初ボーイングは、新たな大統領専用機としてボーイング747-8を基にした「VC-25B」を2機開発し、2024年までに導入する計画でした。しかし、新型コロナウイルスによる作業の遅れや、その後も開発を担当するボーイングの人手不足などにより大きくずれ込んでいます。

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バイデン政権時代にカラーリングが戻されたVC-25Bのイメージ(画像:ボーイング)

 引き直したスケジュールでは、新型「エアフォースワン」の初飛行は2026年頃になることが見込まれており、1機目の納入が2027年頃、2機目が2028年に納入されると予想されています。ただこの予定もずれ込む可能性があります。この遅延に激怒したドナルド・トランプ大統領は、カタールから寄贈されたボーイング747-8を改修して大統領専用機にすると発言したこともあります。

 ちなみに、VC-25Bは前トランプ政権で導入が決定され、その際には赤・白・青の新たなカラーリングが採用される予定でしたが、このデザインはバイデン政権下で破棄され、従来のデザインをほぼ踏襲する形で、白と明るい青を基調としたデザインに改められました。今のところ、トランプ大統領がこの機体色に関して、再修正の命令を出したという話はありません。

【画像】超ハデハデ…これが、以前計画されたトランプ案のエアフォースワンカラーです

Writer:

なぎはまな。歴史は古代から近現代まで広く深く。2019年現在はフリー編集者として、某雑誌の軍事部門で編集・ライティングの日々。趣味は自衛隊の基地・駐屯地めぐりとアナログゲーム。

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