「『エアフォースワン』って大統領専用機の名前じゃないの!?」なぜ? あの“青と白のジャンボ機”がその名を付される条件とは
アメリカ大統領専用機をよく「エアフォースワン」とよびますが、実はこれ、大統領専用機そのものの名前を指す訳ではありません。
組織が変わるとコールサインも変わる
さて、アメリカ大統領が搭乗するアメリカ空軍機のコールサインがすべて「エアフォースワン」なのだとしたら、ほかの組織ではどう呼称されるのでしょうか。
まず、アメリカ陸軍の航空機に大統領が搭乗した場合は「アーミーワン」のコールサインが使用されます。現在、ヘリコプター輸送は海兵隊の管轄なので使われなくなりましたが、1950年代から1970年代かけては陸軍ヘリコプターに大統領が搭乗したために多く使用されていたようです。
アメリカ海軍の大統領専用機のコールサインは、「ネイビーワン」。しかし、こちらは2003年にジョージ・W・ブッシュ大統領が対潜哨戒ヘリに搭乗した際に一度使用されただけのコールサインです。
2026年現在、「エアフォースワン」に次いで多く使用されるのが、「マリーンワン」です。アメリカ海兵隊には1976年以降、大統領や要人がヘリコプターで移動する際の輸送を担っているためです。最新の大統領選用ヘリコプターであるVH-92「ペトリオット」は2024年8月19日にジョー・バイデン大統領を乗せ初めて「マリーンワン」と呼ばれるようになりました。
ほかにも、アメリカ沿岸警備隊の航空機に乗った場合は「コーストガードワン」。そして2019年に発足したアメリカ宇宙軍の航空機に搭乗した際のコールサインは「スペースフォースワン」となりますが、このふたつは、現在に至るまで使用された実績はありません。
また現在ではあまりありませんが、アメリカ大統領が民間航空機に搭乗する場合は、「エグゼクティブワン」のコールサインが使用されることになるそうです。





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