自衛隊の「次世代艇」スペック判明! 2026年度に鹿児島県へ配備開始「重車両を複数積めます」

JMUが模型を公開し話題となっていた自衛隊の新型輸送艇(機動舟艇)の全貌が見えてきました。2026年度末から奄美大島への配備が始まり、南西諸島の防衛体制の一助を担う予定です。

1番艇の引き渡しは2026年度の予定

 防衛省は2026年1月18日、鹿児島県奄美大島の瀬戸内町にて、古仁屋港(須手地区)に計画している自衛隊港湾施設の住民説明会を開催。そのなかで、2026年度に取得予定である新型輸送艇の詳細が明らかにされました。

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「DSEI Japan 2025」のJMUブースに展示されていた機動舟艇のコンセプト模型(乗りものニュース編集部撮影)。

 この新型艇は、陸海空の共同部隊として編成された「自衛隊海上輸送群」に配備予定の装備で、これまで「機動舟艇」と呼ばれてきたものです。防衛省・自衛隊は、最終的に同型艇を4隻取得する計画です。

 公表されたスペックによると、船体サイズは全長約35m、幅約8m、深さ1.5mで、基準排水量は200t 。乗員は約10名、速力は18ノット(約33.3km/h)とされています。2025年5月に開催された防衛装備展示会「DSEI Japan 2025」にて、JMU(ジャパン・マリン・ユナイテッド)が展示した模型のスペック(全長約30m、20ノット以上)と比較すると、より大型化し実戦的な調整が加えられたことが伺えます。

 船体には「トリバウ・ハル」と呼ばれる特殊な構造を採用。これにより広大な車両搭載デッキを確保しており、重量級車両2両の搭載が可能です。公開された資料のイメージでも、03式中距離地対空誘導弾(中SAM)の発射装置らしき8輪式の重車両2台が積載された状態でした。

 配備計画については、2026年度末までに海上輸送隊(約20名、輸送艇1隻)を海自奄美基地分遣隊に新編。2027年度には3隻を追加し、計4隻の輸送艇が奄美を拠点とする計画です。

 なお、拠点となる古仁屋港(須手地区)の自衛隊専用ふ頭は2032年度末の完成を目指しており、それまでは港内の既存岸壁を暫定的な係留場所として活用する方針です。

【画像】初公開! これが次世代の新型輸送艇です

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コメント

1件のコメント

  1. 海自の輸送艦はおおすみ型3隻で、AAV-7やエルキャックなどが搭載できる揚陸艦的な使い方のできる大型輸送艦だ。しかし僅か3隻しかなく有事には足りなさすぎる。昨年3月に発足した海上輸送群に3500t型2隻、2400t型4隻に水深の浅い離島でも入れる機動舟艇4隻配備予定で、これが完成すればかなりの輸送能力が増える。それよりも陸自中心の部隊故に、陸自の都合で船を動かせる。おおすみ型と併用で大幅な輸送艦不足は解消する。有事には米軍も運ぶのではないか。但し、固定武装が無いのはやや心配、何らかの護衛艦等を付けて航行する場合も必要だ。

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