短小、でも幅広!「歩いて2分の国道」なぜ存在? 終点は驚くほど太い“不思議な道”生まれたワケ
日本で最も長いとされる国道が約740kmもある一方で、わずか187mほどしかない最短級の国道が神戸にあります。電車1編成より短いこの道は、なぜ”国道”なのでしょうか。その驚きの理由とは、いったいどのようなものなのでしょうか。
なぜ”最短”になったのか 都市開発との関連が指摘される歴史
実は、国道174号は最初からこれほど短かったわけではありません。1950年代の誕生当初は現在よりも長い約940mあったとされていますが、神戸の街づくりの経緯で現在の短さになった模様です。
きっかけの一つとして指摘されているのが、1960年代に行われた三宮の地下街「さんちか」の建設です。
地下街を作る際、地上の国道指定を巡る調整があったこととの関連が指摘されています。その結果、国道2号のルート変更に伴って取り残された一部分が、現在の姿になったとする説が有力です。
この道のもう一つのポイントは、その幅です。距離は約187mと極めて短い一方で、道幅は複数車線が並び50mほどあります。
これほど幅が広いのは、港から出てくる大量の大型トラックを一気にさばく必要があるためです。国道2号との合流手前には11車線もあるほどで、まさに“太く短い”産業の動脈として、合理的な機能を備えた道と言えるでしょう。
現在、現地には「日本で一番短い国道です」という趣旨の案内板が設置されています。SNSなどでは、この案内板を記念撮影スポット代わりに撮影し公開しているのを多々見てとれるため、多くの人がこの不思議な“3分の旅”を体験しに訪れているようです。
国道は長さではなく「役割の重要さ」で決まる。そんなプライドを感じさせる神戸の「国道174号」、現地を訪れると新たな発見ができるかもしれません。





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