韓流スターも志願する「韓国で最も過酷な部隊」が変貌 戦車も導入で実質「第4軍」化へ ルーツは旧日本軍!?

韓国国防省は、韓国海兵隊の主要2師団の平時作戦統制権を陸軍から海兵隊へ戻す方針を発表しました。約半世紀ぶりとなるこの決定は、韓国海兵隊が陸海空軍と並ぶ「第四軍」として、その役割を強化していく第一歩となるのかもしれません。

“沿岸警備だけではもったいない” 大統領の一声で変革へ

 韓国海兵隊の最大の任務は陸上自衛隊の水陸機動団と同様、逆上陸作戦を行って敵に奪われた土地を奪還することです。ただ、韓国にとって最大の仮想敵国である北朝鮮(朝鮮人民民主主義共和国)と海を介して国境を隣接する沿岸部の防備も担当する砲兵部隊も擁しており、陸軍と同じK9自走砲も運用しています。

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韓国陸軍が運用しているK2戦車。海兵隊にも導入される予定(画像:韓国国防省)。

 フィンランド海軍には敵に奪われた土地を逆上陸作戦で奪還する歩兵部隊と、沿岸部への侵略を砲やミサイルで阻止する砲兵部隊から構成される「ウーシマー旅団」が置かれていますが、同旅団の持つ性質が、韓国海兵隊の性質に最も近いのかもしれません。

 沿岸防備という、他国では陸軍が担当することが多い任務も担っていることから、韓国海兵隊の第1・第2の両師団は海軍の隷下に置かれているにもかかわらず、1973(昭和48)年に平時の作戦統制権が陸軍に移管されていました。

 約半世紀ぶりに平時の作戦統制権が海兵隊に戻されたのは、イ・ジェミョン(李在明)大統領が2025年12月18日に「海兵隊戦力を沿岸警備だけに使うのはもったいない」と述べ、任務の見直しを指示したことに端を発しています。

 有事の際の作戦統制権は当面陸軍に残されるようですが、海兵第1師団の作戦統制権は2026年中、第2海兵師団の作戦統制権は2028年中にそれぞれ海兵隊に移管される予定で、同時にK2戦車などの導入により、戦力も強化されるようです。

【写真】韓国海兵隊の「K9自走砲」や「KAAV7」を見る(4枚)

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