『エリア88』でも登場! バンザイポーズの“異形の実験機”現在の姿を隅々まで見られる動画を公式公開!

国立アメリカ空軍博物館は2026年1月22日、公式YouTubeチャンネルにて、前進翼の実験機であるX-29をドローンで撮影した映像を公開しました。

前進翼の実験機

 国立アメリカ空軍博物館は2026年1月22日、公式YouTubeチャンネルにて、前進翼の実験機であるX-29をドローンで撮影した映像を公開しました。

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試験中のX-29(画像:アメリカ空軍)

 X-29はグラマンが開発した前進翼機で、前方に向けて傾斜をつけて取り付けられた主翼が特徴です。試作機は2機製造されました。

 本機は、戦闘機としての優れた機動性を追求した機体で、軽快な動きを高速域でも実現しつつ、高い操縦安定性を両立させることを目的としていました。そのため飛行制御は、パイロットによるマニュアル操作ではなく、フライ・バイ・ワイヤとデジタル・コンピューターによる自動制御が採用され、さらにバックアップとしてアナログ・コンピューターも搭載されていました。

 1984年12月14日に1号機が初飛行し、約1年後の1985年12月13日には、前進翼航空機として初の超音速飛行にも成功しています。

 しかし、戦闘機に求められる性能の重点が機動性よりもステルス性へと移行したことや、機動性の向上も推力偏向ノズルなどで対応可能になったことから、1992年に各種試験は終了しました。その後退役し、2004年から1号機は空軍博物館に展示されています。

 空軍博物館では現在、天井から吊り下げられる形で展示されていますが、ドローンによる機体上方からの撮影映像では、コックピット周辺の様子が鮮明に確認できます。また、コックピット内にはぬいぐるみが置かれているのも確認でき、これは同機のテスト中、パイロットが搭乗していない際に置かれていた赤い雄牛のぬいぐるみだといいます。ほかにも、エンジンノズルの形状や、コックピット脇に水平尾翼を逆にしたような大きなカナード翼が取り付けられている様子がわかります。

 ちなみにX-29は、日本ではマンガ『エリア88』において、主人公・風間真が物語終盤に搭乗した機体として知られています。また、ゲーム作品にもたびたび登場しており、試作機ながら知名度の高い機体でもあります。

【画像】変わった形状の主翼! 飛行試験を行うX-29ほか

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