「超お買い得な観光列車」も引退へ! 迫る「国鉄形キハ天国」終焉の時 乗るなら今だ!な、これだけの理由

観光列車の多くは記憶してもらいやすいように簡潔な名前を付けていますが、北陸地方に愛称しか浸透していない列車が走っています。この列車、早いうちにぜひ乗るべき列車です。

握りたての寿司が「超お手頃価格!?」

 まるで画廊のような車内と沿線情報満載のガイドというだけでも盛りだくさんですが、もう一つ忘れてはならない目玉が、「職人が乗り込んでできたての寿司を振る舞ってくれる」という特別な体験です。これが乗車を促す二つ目の理由です。

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城端線の車窓から見える砺波平野の雪景色(大塚圭一郎撮影)

 城端を10時40分に出て高岡に11時26分に着く52号で西側のカウンターに沿った予約席に着くと、割りばしと使い捨ておしぼりが机上に置かれていました。寿司と海鮮丼を注文していたためです。乗車日の3日前の17時までに予約する必要があります。

 氷見方面の北側に厨房が用意されており、職人がその場で用意した料理を運んできてくれます。筆者は寿司5貫と富山の逸品1品を組み合わせた「ぷち富山湾鮨と富山の逸品セット」(2500円)、息子は富山県産米に富山湾で揚がる地魚の刺身を盛った海鮮丼「ぷち富山湾丼セット」(3500円)をそれぞれ注文していました。ともに500mlペットボトルに入った「氷見はとむぎ茶」が添えられます。

 この日の寿司ネタはシロエビ、ホタルイカ、大型のカワハギのウスバハギ(アンカン)、白身魚のウスメバル(柳八目)、カジキ(さす)の昆布締めです。寿司も富山県産のコメを使っているとあって、新鮮なネタと絶妙なハーモニーを奏でます。どれも美味でしたが、中でも富山県の特産品の生シロエビをふんだんに盛った寿司にとりわけ感激しました。

 寿司の値段はそれなりにしますが、「べるもんた」は職人がその場で握ってくれる列車としては格段の安さです。富山県の第三セクター鉄道「あいの風とやま鉄道」(あい鉄)の観光列車「一万三千尺物語」の富山―泊(富山県朝日町)間を往復する1号の「富山湾鮨コース」も握りたての素晴らしい寿司が提供されますが、大人で1万9800円します。それでも「コスパが高い」と受け止められて大変な人気を博しています。

 これに対し、「べるもんた」は運賃に加えて大人530円、子ども260円の座席指定料金を支払えば乗車できます。大人が城端から高岡まで乗り、「ぷち富山湾鮨と富山の逸品セット」を注文しても計3620円だけに、「超お買い得列車」と称しても誇大広告にはならないと確信しています。

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