厚木基地は静かになるのか 在日米海軍の戦闘機部隊、まもなく移駐 そのあとは…?

騒音がまったくなくなるわけではない?

 日本には戦闘機が配備された自衛隊ないし在日米軍の飛行場が、北海道から沖縄まで全国12か所に存在します。たいていこうした基地は人里離れた地域にあることが多いのですが、厚木基地は人口23万の大和市、8万の綾瀬市に渡って敷地が広がり、周辺の自治体には人口42万の藤沢市、43万の町田市、72万の相模原市、そして370万の横浜市が隣接。日本でもっとも人口密度の高い地域の一つである神奈川県東部の中心に位置するがゆえに、どうしても騒音の問題が切り離せない戦闘機基地になっています。

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着陸するF/A-18EF「スーパーホーネット」。左翼端(向かって右)にAIM-9Xサイドワインダー高性能短射程ミサイルを装備している(関 賢太郎撮影)。

 しかし今年2017年、第5空母航空団にとっては厚木基地との別れの年になる見込みです。前述の騒音問題対策の一環として、第5空母航空団は岩国基地(山口県)へ移駐することになりました。岩国基地ではその受け入れに向けた工事が進んでおり、格納庫などの施設はすでに建設されています。また同基地が海に面していることから、周辺住宅地への騒音を低減させるため滑走路は沖合へと移されました。

 厚木基地には海上自衛隊のP-3CやP-1哨戒機、UP-3C試験機、C-130R輸送機などがそのまま残ります。また、もともと岩国基地に配備されていたEP-3電子諜報機、OP-3C写真偵察機、UP-3D電子戦機、U-36A多用途機といった海上自衛隊機が、逆に厚木基地へ移駐してくるため、騒音がゼロになるわけではありません。

 さらに、アメリカ海軍としての厚木基地がなくなるわけではありません。厚木基地には日本飛行機(横浜市金沢区)が受託するF/A-18E/Fなどの整備格納庫もあり、移駐後も厚木に里帰り飛来することが予想されます。

 とはいえ第5空母航空団は、1年の半分ほどを空母出航にともない日本を離れます。またマザーベースが岩国になりますから、飛来する頻度は比較にならないほど激減することになるでしょう。

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コメント

4件のコメント

  1. 厚木基地から米軍が消えれば、大和トンネル撤去や米軍住宅がなくなるのでその分を土地開発できる。
    自衛隊員なら近くの公営住宅等に済ませれば問題ないので、基地縮小に役立つ。
    最も岩国の米軍基地も不要であそこも物凄くアメリカに対して嫌悪感があるから、米軍は横田か本国に帰ってもらいたい。

    • 自衛隊固定翼機があるため、どのみち大和トンネルの撤去は不可。横田は内陸過ぎ、騒音問題からいって不適当。本国は論外(グァムですら日本が建設費用出してなお難色示しているのに)。ついでにヘリ部隊は残存するし、哨戒機部隊の立ち寄りもあり。また、基本的に硫黄島での発着訓練も天候が悪ければ厚木で実施。そううまくは行かないと思うべし。

  2. 厚木基地移転は、当然ですね。
    30万人以上の都市に、基地がある。
    こんな異常なことは日本だけ。
    基地は全て山に行く。または地下に潜ればいいんですよ。
    今はそういう時代です。
    ドローン攻撃の時代。

  3. 基地よりも前から住んでいたなら理解も出来るが わざわざ騒音の有る基地の周辺に自ら住み着いておいて 騒音だの何だのって言える神経が日本人として理解出来ない…騒音だ何だの宣うなら初めから基地の周辺に住み着かず静かな場所に住めば良かったのに…
    わざわざ基地周辺に住み着いて 金せびって…まるで特定アジアの貧民だな…恥ずかしい…