東武の珍列車「新型車両ミックス編成」デビュー! 5両のうち1両だけ“ちょい古” まるで間違い探し!?

東武野田線(東武アーバンパークライン)で新型の80000系電車が数を増やしています。そして今回、80000系と元60000系電車を連結した新たなグループが登場しました。どのような車両なのか、乗車してみました。

元60000系と新造80000系の違いは?

 元60000系の車両(3号車)は80000系への編入にあたり、車体の色を80000系に合わせています。また、80000系は将来のワンマン対応に備えて車体側面にカメラを設置していますが、元60000系の車両も備えています。

 製造は、80000系は近畿車輛、60000系は日立製作所です。どちらも車体はアルミ合金製で、扉や窓の位置も大きな違いはありません。しかし元60000系は、車体の裾を内側に折った構造としていますが、80000系は折り目がありません。また、60000系と80000系では屋根の肩に相当する部分の形状や窓の構造が異なるため、編成全体だと不揃いです。

 このほか、80000系への編入に際して、60000系時代に搭載していた床下の機器を撤去しています。台車は80000系と60000系で似ていますが、よく見ると形に違いがあります。

 車内に目を向けると、元60000系の車両も80000系に極力合わせていますが、実際の改修内容は5両編成化された60000系に似ています。

 元60000系は座席の色をはじめ、扉の上にある車内表示器を80000系に合わせています。しかし、座席の端の「袖仕切り」や、床の色は60000系時代のままで、座席の色を除いて内装も60000系から大きく変えていません。

 80000系は60000系より連結部の通路の幅を広く取っていますが、これによって80000系と元60000系の車両の連結部は通路の幅が異なります。広くなった分はガラスの壁で調整されているため、実際に通り抜けができる開口部の幅は大差がありません。車両の間を結ぶ幌は80000系の通路にサイズに合わせているため、2・4号車から元60000系の3号車の車体が見えています。

 元60000系と新造80000系は、外観・車内とも「間違い探し」のような違いがあります。一度乗車して、違いを確かめてみるのもおもしろいかもしれません。

 この80000系と60000系をミックスした編成は、今後も増える予定です。最終的には新造だけの80000系の編成(7本)を大きく超え、5両編成18本の体制となると発表されています。

【間違い探し】60000系転用車と新造80000系の違いを見る(写真)

Writer:

1974年東京都生まれ。大学の電気工学科を卒業後、信号機器メーカー、鉄道会社勤務等を経て、現在フリー。JR線の2度目の「乗りつぶし」に挑戦するも、九州南部を残して頓挫、飛行機の趣味は某ハイジャック事件からコクピットへの入室ができなくなり、挫折。現在は車両研究が主力で、技術・形態・運用・保守・転配・履歴等の研究を行う。鉄道雑誌への寄稿多数。資格は大型二種免許を取るも、一度もバスで路上を走った経験なし。

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. 転用するなら6両に戻せ

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス