キャンセル「2度押し」のナゾ エレベーターの階数ボタン 方法なぜ共通?

押し間違った、エレベーターの行き先をキャンセルする方法があります。各メーカーに聞いてみると、ある共通点が見えてきました。

主要メーカーのキャンセル方法一覧

 エレベーターに乗って間違った階数ボタンを押してしまっても、それをキャンセルする方法があります。いくつかのメーカーに聞いたところ、おもなキャンセルの方法は以下のとおりでした。

Large 170127 elevator 01 1
押し間違えたボタンはキャンセルできることも(写真はイメージ。出典:写真AC)。

●東芝エレベータ
・キャンセルしたいボタンを2度押し

●日本オーチス・エレベータ
・キャンセルしたいボタンを2度押し
・扉が開いているときに、キャンセルしたいボタンを2度押し

●日立ビルシステム
・キャンセルしたいボタンを2度押しまたは長押し

●三菱電機
・キャンセルしたいボタンを2度押し

 なお、ここに記載していないキャンセル方法が採用されている場合もあるほか、同じメーカーでも機種や年式によっては異なるものもあります。また、安全上あるいはいたずら防止などの観点から、方法を非公開にしているメーカーも存在します。

 ここまでをまとめると、以下の順番で試してみれば、どこかの段階でキャンセルできるかもしれません。

・2度押し
・長押し
・扉が開いたときに2度押し

 しかしなぜ、ボタンを「2度押し」が多いのでしょうか。

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

4件のコメント

  1. こういったことは、業界団体で統一した仕様を決めて広報して欲しいね。

  2. 私も一度間違ってボタンを押し、慌ててたら、側に居た人が2回押したら消えますよ。と教えて下さいました。
    でも 古いビルのエレベーターでは不可能でした。

  3. 昭和50年代初頭、京王プラザホテルのエレベーターは二度押しキャンセルでした。
    他で試して機能しないのでなくなったのかと思っていました。

  4. 押し間違えてキャンセルするときには その階に降りる客がいないか一言声をかけてからにしてもらわないと 押してあると思ってのんびり構えていたらいつの間にかキャンセルされていてとんでもない上まで連れて行かれる可能性があります。混んでいるときとか 操作盤の前に人が立っていて確認しづらいことも多いですし、あまり知られて欲しくない機能のような気がします。