欧州新型無人機「肥満体の怪機」計画が空中分解!? 仏「太りすぎ」と酷評 日本も“他人事”じゃない?

フランス、ドイツなどが共同開発する大型無人機「ユーロドローン」からフランスが離脱を検討していると報じられています。原因は機体が「太りすぎ」とされていますが、オブザーバー参加する日本への影響も懸念されます。

日本はオブザーバー

 一方、FCASの新戦闘機を巡るフランスとドイツのこう着状態はここ数か月、日本でも注目されていますが、筆者は「ユーロドローン」の行く末も日本に影響してくる可能性があると考えています。というのも日本は2023年、「ユーロドローン」開発のオブザーバーになっているからです。

 ヨーロッパの政府間組織「防衛装備協力機構(OCCAR)」の公式サイトによれば、2025年9月には同じオブザーバーのインドとともに日本も参加したワークショップが開催されています。

 日本は現在のところ、MALEクラスのドローンについて開発構想を持つ企業はあるものの、具体的に国内開発が進んでいるわけではありません。MQ-9Bの採用は決めていますが、「ユーロドローン」が実用化された際に日本がどのように扱うかも未知数です。しかし、「市街地上空の飛行を考慮したエンジン数」は、これまで航空自衛隊が新しい戦闘機を導入する際に「エンジン2基か単発のどちらを選ぶべきか」と議論になってきたのと同じケースです。

 MALEのような偵察攻撃用ドローンは今も将来も航空戦闘システムとして欠かせません。それだけに「ユーロドローン」で起きたエンジン数と機体のサイズの関係が将来、日本で無人機を開発する際に繰り返され計画が遅れないか、筆者は気がかりです。

【写真】えっ…これが「肥満体」と言われた「怪機」圧巻のサイズです

Writer:

さがら せいぞう。航空月刊誌を中心に、軍民を問わず航空関係の執筆を続ける。著書に、航空自衛隊の戦闘機選定の歴史を追った「F-Xの真実」(秀和システム)がある。

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