スピード違反だと“音痴”に!? 車で走ると「音楽が鳴る道路」に隠された驚きの目的

ドライブ中、道路から突然音楽が聞こえてくることがあります。窓を閉めていてもハッキリとメロディが響く不思議な道路。その正体は路面に刻まれた無数の溝。単なる観光目的ではない、安全運転を守るための仕組みが隠されていました。

正体は路面の細い溝! タイヤを楽器に変える驚きの物理的な仕組み

 ドライブ中、走行音が音階に聴こえる道路があります。SNSなどでは「窓を閉めていてもハッキリ聞こえる」と驚きの声があがることがありますが、いったいどのような仕掛けで「音階を奏でる」ようになっているのでしょうか。

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音楽を奏でる道路とは?(画像はイメージ)(画像:写真AC)

 その正体は、道路の表面に細かく刻まれた「溝」にあります。路面に横方向の細い溝(例:幅9〜24mm程度、深さ約6mm)を連続して刻むことで、タイヤが通過するときの音を利用してメロディを作り出しているのです。

 仕組みは意外とシンプルです。タイヤが溝の角に当たると、小さな「ガタッ」という衝撃音が発生します。この音が1秒間に何十回、何百回と連続することで、私たちの耳には特定の高さの「音」として届きます。

 このとき、溝と溝の間隔を狭くすると高い音に、広くすると低い音に聞こえます。この間隔を緻密に計算して配置することで、正確な音階を作り出しているのです。

 なお、音の聞こえ方は車種や走行速度、路面の状況などで変化します。発祥の地とされる北海道標津町の案内では、安全かつ綺麗に音を聴くため「窓は閉めて」「法定速度内で」走行するよう注意が示されています。

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