不要論から一転!? 米陸軍の「アパッチ」が“ドローン”の母機に!? 攻撃手段が大幅に拡張

アメリカ陸軍は2026年3月26日、AH-64E「アパッチ・ガーディアン」から無人航空機(UAS)を空中発射することに成功したと発表しました。

ドローン母機としての性能を発揮?

 アメリカ陸軍は2026年3月26日、AH-64E「アパッチ・ガーディアン」から無人航空機(UAS)を空中発射することに成功したと発表しました。

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アパッチシリーズでは最新のAH-64E「アパッチ・ガーディアン」(画像:アメリカ陸軍)

 この空中発射実験は、アメリカ陸軍の近代化計画の一環として行われたもので、アパッチ・ガーディアンから「A700」と呼ばれる無人航空システムを発射し、索敵能力や攻撃能力の向上を目指すものです。

 なお、A700に関してが詳しい情報が公表されていませんが、用途に応じて偵察型や自爆型など構成を変えられるモジュール式ドローンと推測されています。

 この成果は、要件定義から実証された解決策に至るまで6か月未満で達成されており、陸軍の新たなイノベーション手法を象徴するものとされています。

攻撃ヘリなどの既存の陸軍航空機への発射型ドローン統合は、大きな戦術的優位性をもたらします。これにより偵察・監視能力のギャップを埋めるだけでなく、攻撃能力、電子戦、およびその他の情報・監視・偵察(ISR)能力の到達範囲を大幅に拡張することが可能になります。

 2022年2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻以降、攻撃ヘリが歩兵携行型対空ミサイルや自爆ドローンに撃墜される事例が続出し、一部では攻撃ヘリの不要論も唱えられていました。

 しかし今回、アパッチ・ガーディアンがドローン発射能力を備えることが確認されたことで、地上攻撃や偵察任務において、有人機の生存性を高めつつ、より広範囲での対応が可能となります。また、この能力により、有人・無人機が協働して戦場を制御する「MUM-T(有人・無人チーミング)」の将来像も見えてきたと言えます。

【画像】まるで空中空母? これが、母機を発射する「アパッチ」です

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