JR四国の新型特急車2600系、その車内は? 荷棚にある「緑のランプ」その意味

客室はふたつの異なる「味わい」 全席コンセントや可動式枕も

 2017年2月、最初に登場したJR四国の2600系特急形ディーゼルカーは、2両編成が2本の合計4両で、すべて普通車です。ただその客室は、2両編成のうち1両が「臙脂(えんじ)」、もう1両が「紺」の座席になっており、雰囲気が異なります。それぞれ味わいの違いを楽しめる車内空間を演出したそうです。

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座席の色が「臙脂(えんじ)」の車両(Mc)には電動車椅子対応の多機能トイレ、車椅子スペース、洗面所が備えられ、定員は46名(2017年2月、恵 知仁撮影)。

 座席自体は2014年にデビューしたJR四国の8600系特急形電車と同じタイプで、背もたれと連動して座面が前方にスライドするリクライニング機構を採用。座り心地の向上が図られているほか、各座席にはコンセント、可動式枕、ドリンクホルダー、コートフックなどが用意されています。パソコンの使用を考慮し、テーブルも大型です。JR四国の担当者は「全席コンセント、可動式枕で快適な旅行を提供できる」と話します。

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座席の色が「紺」の車両(Mc')には洋式トイレ、男性用トイレが備えられ、定員は52名(2017年2月、恵 知仁撮影)。

 また、和柄をモチーフにした装飾をドアやシートのアクセントデザインに用い、「伝統」と「先進性」をそれぞれ対比、強調させるデザインにしたといいます。

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コメント

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3件のコメント

  1. こういった、細やかなサービスがJR四国さんならでは、な気がする。
    いろいろ大変ではあるだろうけど、応援してます!

  2. 湘南新宿ラインなどのグリーン車に乗ると 頭上に「赤」または「緑」の小さなランプが点灯しています。着席した席は「緑」 空席は「赤」を示しています。普通「緑」はOK 「赤」はNOを示すと思いますが グリーン車の座席使用表示は逆です。最初空席と思い「緑」表示の席に行ったら着席しており 驚きました。この色設定には意味があるのでしょうか。

    • JR東日本の普通列車グリーン車および特急列車(中央、常盤、東海道)の普通車(全席指定)の座席上のランプで、「緑」は発売済み、「赤」は空席、「黄」はまもなく発売済みとなります。特急の指定席をお持ちの方は、「緑」の席、お持ちでない方および座席未指定券をお持ちの方は「赤」の席に座ります。「緑」の席は、車内改札が省略になります。