「世界で最も先進的な歩兵戦闘車」米軍仕様でさらに強化! 機関砲デカすぎ!? 開発へ準備着々

アメリカン・ラインメタル・ディフェンスは4月3日、XM30機械化歩兵戦闘車の詳細情報を公開しました。

アメリカの複数企業が共同で開発

 アメリカン・ラインメタル・ディフェンスは4月3日、XM30機械化歩兵戦闘車の詳細情報を公開しました。

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イタリア軍仕様のKF41「リンクス」。この車両も機関砲塔はラインメタルではなくレオナルド製だが同じ30mm機関砲。そのため、50mm機関砲を積む、アメリカのXM30の砲塔はもっと大きな差異があると予想される(画像:LRMV)

 XM30は、アメリカ陸軍が運用しているM2およびM3ブラッドレー歩兵戦闘車を置き換えるために開発が進められている車両であり、ドイツの防衛企業ラインメタルが開発したリンクス歩兵戦闘車をベースとして、米軍向けに再設計された新型車両となる予定です。

そのため開発には、ラインメタルのアメリカ法人であるアメリカン・ラインメタル・ディフェンスのほか、テキストロン・システムズ、アリソン・トランスミッション、RTX、L3ハリス、アンドゥリル・インダストリーズなど複数の企業が関わり、「チーム・リンクス」として活動しています。

 ベースとなるリンクスは、世界で最も先進的な歩兵戦闘車のひとつとされており、最高時速は70km/h以上、乗員は3名で、さらに最大8名の兵員を輸送できます。ドイツ連邦軍での採用は現時点ではありませんが、ハンガリー陸軍では2020年から運用されており、ウクライナ軍でも少数が供与されています。

 XM30としての大きな変更点は、今回正式に発表されたノースロップ・グラマン製50mm XM913砲を搭載する大型無人砲塔の採用です。通常のリンクスには30mm機関砲を搭載した有人砲塔が採用されていましたが、米陸軍の要求により無人砲塔へと変更されています。また、これに伴い乗員構成も3名から2名に変更される予定です。

 さらにこの砲塔には多用途ランチャーの搭載も予定されており、対戦車誘導ミサイルや、自爆ドローンの一種である徘徊型弾薬(ロイタリング弾)を発射可能とされています。また、近接防御用としてブローニングM2重機関銃も装備されます。

 また、専用のハイブリッド推進システムはアリソン・トランスミッションが開発しています。このシステムにより、電動走行による静粛性の向上や、センサー・AI・無人システムへの電力供給能力の強化が可能になります。

 既にアメリカ国防総省の2027会計年度予算(2026年10月1日〜2027年9月30日)には、19両の調達に5億4700万ドルが計上されており、2027年頃からの納入が見込まれています。

【画像】見た目はリンクスだが別物? XM30のイメージ画像

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