「日本海沿い高速 320キロ」26年度“延伸”へ! 今どこまでできてる!? “あとちょっと”が高い壁?

日本海東北道の「遊佐象潟道路」が2026年度に一部開通します。

「遊佐象潟道路」2026年度に一部延伸

 国土交通省 東北地方整備局が2026年度の予算概要を発表。今年度の開通予定区間として、「遊佐象潟道路」の一部区間を挙げています。

Large 20260417 01
新潟県内の日本海東北道、無料区間(乗りものニュース編集部撮影)

 遊佐象潟道路は、新潟市から青森市までの約322kmが計画されている法定路線名「日本海沿岸東北自動車道」の一部で、山形・秋田県境の17.9kmです。

 日本海沿岸東北自動車道のうち新潟中央JCTから秋田の河辺JCTまでは「日本海東北道」、そこから東北道に接続する小坂JCT(秋田県小坂町)までは「秋田道」として案内されており、秋田道は2026年3月20日に能代市から北秋田市にかけての4.5kmが開通したことで事実上“ほぼ全通”となりました。広義の「日本海沿岸東北自動車道」として見ると、すでに8割以上が開通しています。

 さて、大きな未開通部として残る遊佐象潟道路は2026年度に全線開通の見込みでしたが、2024年に見直しが図られ、秋田県側の「小砂川IC~象潟IC」7.3kmが2026年度に、山形県側の「遊佐鳥海IC~吹浦IC」2.3kmが2027年度に開通する予定となりました。

 前者の区間では想定外の硬い岩盤が発覚、後者の区間では想定以上の転石が出土するなどして、いずれも処理に時間を要すために延期とされました。しかし、2026年度開通予定区間のうち、硬岩に手を焼いていた川袋地区(にかほ市)の切土区間では、3月の段階で硬岩の掘削を完了するなど進捗しています。

 開通に向け、2026年度は遊佐象潟道路に148億6000万円の予算が投入され、事業が推進されます。

 ただ、県境部の吹浦IC~小砂川IC間については、2026年度の開通予定から未だ“白紙”にされたまま変わっていません。2024年7月の大雨で現場が被災し工事に影響が出たほか、山形側で史跡としての「鳥海山」を通過する箇所で史跡指定範囲が延長され、追加の調査や設計・施工が必要になったことが理由でした。開通見込みが示されている小砂川IC、吹浦ICはいずれも国道7号に接するため、当面はこの区間を国道経由で連絡することになりそうです。

 そしてもう一つ、最大の未開通区間である新潟・山形県境の「朝日温海道路」40.8kmについても、開通見込みが示されていません。この区間は21本ものトンネルで構成されますが、一部のトンネルで脆弱な地質により工事が難航しています。「日本海沿岸東北自動車道」約322kmの全通にはもう少し時間がかかりそうです。

【ようやく延伸するぞ!】これが「日本海沿い高速320km」の進捗です(地図/画像)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. イラン海軍の潜水艦が「撃破される瞬間」捉えた映像が公開 3隻の無人ボートが基地を急襲 “米軍史上初”の攻撃
  2. ロシア軍の攻撃ヘリが「飛行中に急襲される瞬間」捉えた映像が公開 背後から「刺客」が忍び寄る
  3. フェリーが「浮上した海自の潜水艦」を発見!日本一深い湾の「レアな光景」捉えたショットが公開
  4. 「最新鋭旅客機」が駐機中に突如“崩れ落ちる”! 前脚が折れ機首が激突…「衝撃の瞬間」なぜ発生? 背景が明らかに
  5. 惨劇なぜ? 旅客機の客室窓が“上空で木っ端みじん” 「乗客の体が吸い出された」戦慄の様子が公開される
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  3. 海自の潜水艦が発射した魚雷が「揚陸艦へ突進」 雷跡を上空から捉えた珍しい写真が公開される
  4. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  5. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号