「誰が漏らしているのか」「極めて遺憾」自賠責の引上げが毎回“事前にバレる”問題 審議会は“報道の後追い” 問われる公正性

実質的な自賠責保険料を決める審議会で、保険料の引き上げ幅が事前に報道される情報漏洩が問題になっています。「安易なリーク」で、審議の公正性や制度への信頼が問われています。

金融庁「極めて遺憾」 流出の経路わからず

 自賠審の藤田会長に促され、金融庁は情報漏洩を憂慮する発言をしました。

「これまでの審議会でも、金融庁から情報管理の重要性については発信したところ。今年度も同じように事前に報道が出てしまったことは金融庁としても極めて遺憾。自賠責保険は公共性の高い強制保険ということで、透明性の高い運営を目指していく。当然、情報管理の徹底が前提だと思っている。関係省庁、損害保険協会、料率機構と情報管理の徹底を進めていきたい。同時に、委員にも守秘義務があるので情報管理の徹底をお願いしたい」

「料率機構」とは、6%引き上げを計算する損害保険料率算出機構のこと。素案が流出したことに機構の専務理事の川口伸吾特別委員も困惑します。

「料率案はこの場で初めて提示をして、委員の皆さんの意見をもらった上で、出るべきものですから、私どもとしても絶対出ないように統制していろいろ工夫をしている。ただ、当然委員も大勢いらっしゃいますし。いろんなところで流出のリスクはあると思っております。(流出の経路は)私ども全くわからないですが、そこも考えて徹底して管理してまいりたいと思います」

「賦課金」の審議でも情報漏洩で結論が先行

 漏洩は今回だけが問題になったわけではありません。結果が出る前に具体的な数字や方針が報道される事態が繰り返されており、公正中立性、ひいては制度そのものに対する自動車ユーザーの信頼が揺らいでいます。

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自賠責審議会 藤田友敬会長(右)と運営手腕が問われる金融庁下井善博保険会長(左)(中島みなみ撮影)

 2023年1月13日の審議会は、保険料に新たな賦課金(=自家用車1台あたり125円/年)を上乗せすることの妥当性が審議されるはずでした。この審議会でも実質的に報道を追認する形の審議が進められました。委員である加藤憲治委員(日本自動車会議所保険特別委員長)は、こう指摘しました。

「実は、今朝のNHKの『おはよう日本』で、この賦課金の具体的な額の方向性が出ました。それを追っかけて共同通信も記事にしているようです。(略)必要不可欠な自賠責の保険制度をずっと永続的にも維持するためにも、ここは前からもお話ししているとおり、自動車ユーザーの理解が得られるように説明をしっかりやっていただくとともに、抜かれているというか、安易なリークといいますか、こういうことのないようにしていただきたいと思います」

【結局いくら?いつから?】これが「自賠責値上げ」の公式見解です(画像)

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コメント

5件のコメント

  1. クソ自民党💢

    減税どころか何もかもそのままの上、自賠責保険まで値上げか💢

    消えて無くなれ💢

  2. 掛けるのは強制なのに支払いは出し渋り。損保会社が丸儲けの仕組み。

    情報がリークしようが、こっそり値上げさせようとしてる大臣や官僚連中が口出しするのは筋違い。

  3. 先に情報を流して得する奴らが必ずいるんですよ。利害関係がなけりゃわざわざ危ないネタを持ち込むわけない。それと、極秘情報に関わる人間が多過ぎる気もする。10人超えたら秘密でも何でもない。検討審議会自体のシステムにも無理がありそうだね。

  4. そんな事より自賠責から消えた金の件には触れずか?

  5. 公正性?先ずは政府が借りパクした保険料を返してから言え。