国分寺の端から“相模原”まで一本道! 「新府中街道」延伸近づく 踏切だらけのエリアに待望の”西武線アンダーパス”

「新府中街道」の延伸工事が進められています。今回の延伸は周辺ネットワーク整備のなかでも一つの画期になりそうです。

 東京都が国分寺市内で「新府中街道」(府中所沢線)延伸部の街路築造工事を進めています。「多摩南北道路」5路線の一翼を担う幹線道路で、2026年4月現在、終端部では案内標識もすでに設置されています。

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新府中街道の延伸部。五日市街道を終点とする案内標識も設置された(乗りものニュース編集部撮影)

 新府中街道は、府中街道のうち小平市から府中市にかけてのバイパスです。青梅街道(小平市)以南が新設区間で、4車線道路(現在は一部3車線)として南から北へと延伸開通を重ねてきました。府中市以南の鎌倉街道と合わせて、東村山市から町田市にかけてのルートが「多摩南北道路」の一つに位置づけられています。

 府中市内から延伸し、2025年2月までに国分寺市内は約1.6km、西武国分寺線の恋ヶ窪駅に近い都道222号線まで開通しています。現在はそこから北、市内の北端にして小平市との境界に近い五日市街道までの約970mについて、2026年度の開通を目指して築造工事が進められています。

 周辺道路はどれも狭く、国分寺市内に2車線以上の道路は新府中街道しかありません。おまけに府中街道も五日市街道も西武国分寺線の踏切で慢性的に渋滞します。そうしたなか、今回の区間は西武国分寺線をアンダーパスするのが最も大きなポイントでしょう。

 今回の延伸部の終点となる五日市街道は、武蔵野・小金井・小平・立川など北多摩地域を東西に貫く主要道路の一つ。西武国分寺線以南の既存開通区間もJR中央線をはじめ全ての鉄道と立体交差し、そのまま真っすぐ走ると、多摩ニュータウンを越えて神奈川県相模原市内まで進めます(鎌倉街道は多摩市乞田で折れて町田市街へ通じる)。道路ネットワークを考えるうえでも一つの画期となりそうです。

 ただ、新府中街道が真に本領を発揮するのは、次の小平市内の未開通部が完成し、青梅街道以北の東村山方面に通じる4車線区間(府中街道)と一体化してこそでしょう。

 東村山からの府中街道は青梅街道との交点「小川町西」「小川町」交差点とのあいだでクランク状の動きを強いられます。そこからさらに1.4km南の「上水本町」交差点で五日市街道に入ったのち、200mほど進んだところが、今回の延伸区間の終端部です。新府中街道が青梅街道まで延伸すれば、この「コ」の字状の動きが解消されるのです。

 小平市内の区間は1.4kmで、途中、玉川上水をわたり、小平市立中央公園と都営団地のあいだにある雑木林を貫きます。工事はまだ着手されていませんが、2026年4月現在は用地確保も進み、予定区間に残る家屋もまばらになってきています。

【開通近そう!?】これが「新府中街道」の現状です!(地図/写真)

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