青函トンネル建設OBが作った第2青函トンネル「ホンキの見積書」 その内容は
貨物列車の増便やカーフェリーのような運行も可能
第2青函トンネルで貨物列車を分離すると、新幹線の東京~新函館北斗間は現在の4時間2分から最速で3時間44分になります。東京~札幌間は最速5時間1分から4時間43分に短縮。将来、350km/hで走行できた場合は3時間57分になります。これは東京~広島間の新幹線の所要時間とほぼ同じです。
東京~札幌間の市場占有率は飛行機が97%の912万人、JRが2%の17万人。東京~広島間は飛行機が34%の188万人、新幹線が65%の358万人です(国土交通省 平成25年度 旅客地域流動統計から算出)。総数は東京~札幌間のほうが多いため、新幹線の利用はかなり増えるでしょう。そのとき、新幹線も増発が必要です。
なお、新千歳空港は冬期の天候による運休率が1カ月あたり5%、84便ほどあります(北海道交通政策審議会 平成17年度月別道内空港の就航率より算出)。終日欠航という日も毎年数日あります。新幹線の札幌開業によって、東京~札幌間は安定的な交通手段が確保でき、北海道の発展に寄与します。
貨物列車は、2010(平成22)年の実績によると、本州~北海道間で約190万トンを輸送しています。これは航空・船舶も含めた約450万トンの約42%にあたります。貨物専用の第2青函トンネルを開通させると、将来の増発にも対応可能になります。かつて東京~札幌間で乗用車と乗客をのせて運行した「カートレイン北海道」のように、カーフェリーのような列車を実現するゆとりも生まれます。ただし、貨物列車の増便に対応するためには、単線ではなく複線で建設したほうがよさそうです。
シベリア鉄道の延伸の是非は兎も角、
海底トンネルは老朽化が早いと言われていますので、地震のリスクも踏まえて、
新しく新幹線用の複線を建設し、現在の青函トンネルを貨物用にする方が、
JR北海道の維持問題も合わせて、『国策』として合わせて取り組んだ方が適切だと思います。
シベリア鉄道など、壮大な構想はわりとどうでも良いと思います。
むしろ、そんなものに取り込まれないでほしいと感じていますよ。
イギリスまでトンネルをくぐって密入国をしている状況を考えれば、むしろやめてほしい。
それはともかくとして、皆が北海道をどう考えているかという点をよく吟味したほうが良いと思います。
どうも、一般的には観光客・ビジネス客にしか目が行っていないようで、貨物について、それほど興味をもってもらえていないのではないかと。
日本の食糧自給率は北海道によって支えられているという事実をもっとよく認識すべきではないでしょうか。
北海道と本土をつなぐ路線が一本しかないというのは、非常にリスクが高いと思うのです。
青函トンネルが何らかの要因で一時的にでも使えなくなると、食料供給に非常に大きな影響が心配されます。
今回、メインとなっている新幹線の高速化についても、最近気象状況が激しくなり航空便の欠航が相次いでいることを考えれば、増便対応ができるようにしておくのは必要な処置でしょう。
この意見に同感です。
あと、願わくば「はまなす」の復活を望みます。
九州新幹線・長崎ルートよりも断然有意義な計画だと。東京・広島間の新幹線所要時間の件も、新千歳空港の冬季欠航状況も、そして一般庶民は余り気にしないが本来は重要な物流における貨物列車輸送の件も、どれを取っても本来なら国家総出で重要視するべき課題。第二青函トンネルは北海道新幹線の利用率格段アップと平行して貨物列車輸送の拡充が図れ、ドライバー不足や道路渋滞・大型車による交通事故リスクの低減等々、北海道ダケではなく日本全国に影響が及びよっぽども税金投入がメリットに繋がる面が多々な筈なのだが・・・是非とも至急再検討を開始(最短で着工)して欲しい程のプロジェクトだと。
見積もりはあくまで見積もりでしょ。
関係ない奴が割り込んで、あっという間に
予算が10倍だよ。それなら要りませんよ。
大義名分は立派でも、志の低い連中がいる以上
こんなトンネルは不要です。
政治家と取り巻きが嘘の統計で国民を騙して工費3倍にするかも?
北海道新幹線にかける気持ちは分かるが、当のJR北海道は札幌駅のホームすら決められない体たらく
運行当事者としての資格が無いと言われても良い状況ですから
これ以上の投資は無駄ではないでしょうか
め さん。ありがとうございます。
青函トンネルは当時の0系200キロ程度でコンテナと対向させる前提で設計・建設されたわけですが、昭和63年の開通、平成3年はつかり140キロ運転開始、平成17年猫耳E954形360キロ試験車登場、いずれの時も風圧によるコンテナ荷崩れ懸念など聞いたことがありませんでした。札幌時計台の隣のビルが東京まで3時間57分と掲げたことからも、北海道庁、国交省鉄道局に懸念の認識はなかったものと思われます。ところが着工から半世紀近く経った今になって、慎重を期して古参485系の下り勾配950メートル制動特認から算出した速度とE5系も同じでゆくだなんて言い出した。これには長く鉄道局とかかわって来られた電気工学のある先生も当局の真意を測りかねる様子で、しかも風圧でコンテナが崩れることはあまりないんじゃないかと話されたのを、私は東日本大震災の年に直接聞いているわけです。「出所」がわからない旨を書いたのはそういう意味です。何キロまでならコンテナ崩れは起きないと考えられるとか、そういった計算すら専門誌、経済誌に出て来ない。これでは官報と同じで、官報なら読むまでもないと思ってしまうのです。
お花畑の私が魅力的に感じた財源は、国債60年償還ルールの撤廃です。これ世界で日本だけだと知って驚きました。毎年13兆円とか14兆円とか予算化して償還している。これを国際常識に倣ってやめちまえばそっくり浮く。あと、いまや日本の何倍ものGDPを誇るお国に対して、日本はいまだにODAを続けているのだそうで、これも立派になられた先方に失礼な話だから、即刻やめるべきですね。財務省も緊縮財政を国民に説いているわけですし。ちなみにこのお国にこれまで流れた税金はODA3.4兆円、資源開発ローン約3兆円、計6、5兆円です。他にもアジア開銀や世銀、国連開発計画経由でやはり6兆円台が流れています。ロシアが日本に欧亜連絡トンネルを掘らせたがっているのは、日本がお金を持っていることをちゃんと知っているんですね。
よろしさんのように考える方が多い(0系との対抗前提なはず)ようですが、確か青函トンネルには貨物列車の運行自体考えられてなかったはずです。新幹線とそれに乗せられる程度の小荷物で速達性が要るものだけを青函トンネルを流す、貨物と普通列車に乗る人は天候が良い時を狙って、まとめて連絡船で流すってのが最初の考えだったみたいっす。でもいつまでも新幹線が北海道に来ないので「もう来ねえだろ。連絡船で危険をおかすより、潰して貨物と普通列車の住民を青函に流せ」って話になって、「でもまかり間違ってきてしまったらどうすんのよ。辞めたほうが・・・」って声に対して、「0系との60キロ差ならば、新幹線がここまでくるような時代になればなんとか出来るだろ」って言ってごり押し。そして案の定・・・・。
鉄路以外でも輸送力は低いが空路や海路があるので、正直言って、まともに経営が出来ないほど厳しい会社にこれ以上負担をかけない方がいいし、20年後の北海道は人口減少で生産力も低下するのが目に見えてる。その様な中でこれを押し付けるのは、日本鉄道建設公団とやってる事は同じでは?
日本人が考える見積もりなんて絶対当てにしちゃいけないし、こう言う公共は尚更。どうせ出水とかで倍増するのがオチ
みんながみんな喜び勇んで忘れているようですが、大型貨物船の活用という手もないわけではないかと。それと、開き直って新幹線を8両に短縮、新青森乗り換えにするというのも手段の一つでは。
第二青函トンネル構想に賛成です。どうせ作るなら、複線として両端に高速道をもってきてカートレインを走らせるといいと思います。本州から北海道に自動車旅行するときに一番のネックはフェリーに乗せなければならない点で、スイスのアルプスの峠や英仏海峡の様に高速自動車専用貨車で運べれば、利便性は高まると思います。
欧州のトンネルのように途中に渡り線を設けて単線並列トンネルにすれば、すれ違い問題も解決できます。そうする場合には、そちらを新幹線に回して現トンネルを貨物・カートレイン用にすればよいと思います。
高速道路用のトンネルは造らないのかな