「飛行機出発の3時間前にレンタカー返さないと渋滞ヤバい」が変わる!? 空港アクセス劇的改善か 沖縄の“神道路”が開通近し!

沖縄県の那覇空港周辺で、慢性的な渋滞を解消する切り札として国道506号「小禄道路」の建設が進んでいます。完成すれば空港アクセスが劇的に改善されるという新ルートです。

那覇空港アクセス改善の切り札「小禄道路」とは

 沖縄県の那覇空港近くを通る国道331号「小禄バイパス」の交通状況を改善し、那覇空港アクセスの向上と都市機能の強化を図る国道506号「小禄道路」の建設が急ピッチで進んでいます。完成すれば空港アクセスがガラリと変わる可能性を秘めた道路です。

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すでに貫通済みの「赤嶺トンネル」の南側坑口。坑口上に見えるのは航空自衛隊の施設だ(植村祐介撮影)

 沖縄県は典型的なクルマ社会で、県庁所在地の那覇市もモノレール「ゆいレール」の沿線以外では、通勤や仕事の足はクルマに依存しています。

 とくに小禄バイパスは、「那覇市と都市圏が一体化している豊見城市、糸満市と那覇市との道路交通需要」「那覇空港の南東部にある数多くのレンタカー営業所への出入り」「那覇空港〜那覇空港道への双方向のアクセス」のすべてを担うことから、慢性的な渋滞が課題となっています。

 小禄道路は、沖縄道から分岐して那覇空港の南東から回り込む那覇空港道を延伸する形で空港に直結させ、高速道路からの空港アクセスを小禄バイパスから切り離し、小禄バイパスや同バイパスと空港ターミナルを連絡する「県道231号」の交通状況を改善することを目的に、事業が進められているものです。

 具体的には、那覇市の西海岸沿いを走る国道58号「西海岸道路」の開通済み区間(那覇西道路)に接続し、空港ターミナル前から南東にゆいレールと並行して走ったあと、新設する「赤嶺トンネル」で県道231号、ゆいレールの直下をくぐり、航空自衛隊の敷地内を通り抜けます。地上に出たあとはそのまま高架となって、現在の那覇空港道の起点である「豊見城・名嘉地IC」を結びます。

 延長は約5.7km、全線片側2車線での整備となり、那覇空港の北側には「那覇空港IC」が、「瀬長」交差点付近には「瀬長IC(仮称)」が設けられる予定です。

99%用地取得済み 現地はどうなってる?

 では2026年5月現在、小禄道路の工事状況はどのようになっているのでしょうか。南部国道事務所が公開している情報と、現地での取材をもとに、以下ご案内します。

 工事全体のスケジュールでは、小禄道路は現在「調査設計・用地・工事の推進」が並行して進められており、開通時期は明らかではありません。

 ただ用地進捗率は2025年度末ですでに約99%となっていること、軟弱地盤のなか、県道とゆいレールの地下を近接して通過する難工事となった赤嶺トンネルは、上り線と下り線を別個に山岳トンネル工法で掘り進め、2022年に貫通していることなどから、事業は順調に進んでいると言えそうです。

【空港から一般道ゼロ!】これが「小禄道路」の状況です!(地図/写真)

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