「飛行機出発の3時間前にレンタカー返さないと渋滞ヤバい」が変わる!? 空港アクセス劇的改善か 沖縄の“神道路”が開通近し!

沖縄県の那覇空港周辺で、慢性的な渋滞を解消する切り札として国道506号「小禄道路」の建設が進んでいます。完成すれば空港アクセスが劇的に改善されるという新ルートです。

沖縄の滞在時間が3時間増えるかも!?

 那覇空港側から工事現場を見ていくと、赤嶺トンネルの那覇空港側ではトンネルに向けての地盤の掘り下げが進み、道路の将来像が見えてきています。赤嶺トンネルの南側の坑口は国道331号と県道221号とが交わる「赤嶺」交差点の南側ですが、こちらも坑口から上がってくる地盤が見てとれます。

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那覇空港とレンタカー営業所を結ぶ送迎バスは、渋滞に巻き込まれることが通例化。わずか5kmほどに30分以上かかることもある(植村祐介撮影)

 さらに南側に進むと、小禄バイパスに並行して橋脚が立ち上がり、そのかなりの区間で橋桁がすでに設置されています。上空を走る橋桁は瀬長交差点の手前で交差点をゆるやかな曲線でショートカットして東に向きを変え、豊見城警察署の前を通過して豊見城・名嘉地IC方面に進みます。このあたりでは工事用の足場もほぼ取り外されており、完成後の姿に近いものになっています。

 那覇空港道ではこの工事に関連して、2023年7月から豊見城・名嘉地ICの出入口が撤去されています。また国道331号も切り回しによる車線規制、道路付けの変更がたびたび行われてきました。これらの規制は当初より2026年夏頃までとアナウンスされていましたが、現地での進捗を見るに、予定通りまもなく終わるものと思われます。

 完成後は那覇空港道で那覇空港を目指すクルマが、いったん一般道に降りる必要がなくなり、また那覇市街を南北に通過するクルマも、国道58号現道から那覇西道路〜小禄道路経由に交通転換が進み、那覇市内の道路混雑の解消にも寄与することが期待されています。

 事業を担当する内閣府沖縄総合事務局南部国道事務所は、この小禄道路の整備により、那覇空港から沖縄道「西原JCT」までの所要時間が28分から15分に短縮されること、小禄バイパスの旅行速度が21.6km/hから44.1km/hに向上することなどを効果として挙げています。

 また県道231号、小禄バイパスの混雑は観光客の多くが移動の足として使うレンタカーの返却、空港までの送迎の双方に時間がかかる原因となっていて、繁忙期は「飛行機の出発時刻の3時間前」を返却時間の目安としているレンタカー営業所もあります。

 小禄道路の開通で混雑が解消されれば、観光に充てることのできる時間がもう2〜3時間増え、地域経済へのプラスの効果も想定されるのではないでしょうか。今後の工事の順調な進捗と、早期の開通が望まれます。

【空港から一般道ゼロ!】これが「小禄道路」の状況です!(地図/写真)

Writer:

1966年、福岡県生まれ。自動車専門誌編集部勤務を経て独立。クルマ、PC、マリン&ウインタースポーツ、国内外の旅行など多彩な趣味を通し積み重ねた経験と人脈、知的探究心がセールスポイント。カーライフ系、ニュース&エンタメ系、インタビュー記事執筆のほか、主にIT&通信分野でのB2Bウェブサイトの企画立案、制作、原稿執筆なども手がける。

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