日産の追浜工場も「防衛用ドローン工場」に? 世界で近づく自動車メーカーと“軍事” その強みとは?

アメリカの新興防衛企業が、日産自動車の追浜工場を取得しドローンの生産拠点とすることを検討していると報じられました。実は世界の自動車メーカーでは、防衛装備品の生産に乗り出す動きが相次いでいます。

世界で進む自動車メーカーの「防衛産業化」

 実のところ日産自動車だけでなく、世界の自動車メーカーはドローンなどの防衛装備品の生産に乗り出しています。

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ルノーとタレスは本格的な提携に進んでいる(画像:タレス)

 複数の企業が、EV(電気自動車)への投資回収の遅れ、中国市場での現地勢との価格競争、アメリカの関税政策による北米販売の低迷による巨額の赤字や減益に直面し、車種のリストラなどを含めた構造改革を余儀なくされています。防衛装備品の生産はその構造改革の一環です。

 いち早くドローンの生産に進出したフランスのルノーは、中堅防衛メーカーのタージス・ガイヤールと共同開発したUAS(無人航空機システム)の「コーラス」の生産を、自動車のシャーシなどを製造しているル・マンとクレオンの両工場で行っているようです。

 さらに、2026年6月にはフランスのパリで開催されていた防衛装備展示会「ユーロサトリ2026」の会場で、フランスの防衛大手タレスと共同で、遠隔操作型の徘徊型弾薬(自爆ドローン)「トゥタティス」の共同生産を、2027年から開始すると発表しています。

 トゥタティスはタレスが開発したもので、現在でも年産100機程度が同社の工場で生産されていますが、タレスはルノーとの提携により、機体製造を3Dプリンターからプラスチック射出成形制へ切り替えることで、生産数を大幅に増やす意向を示しています。6月17日付のロイターは、タレスが大量生産に対応できるように機体設計を見直すほか、パーツなどの数を40%削減することでコスト低減を図ると報じています。

【写真で見る】これが「日産工場で作られるかもしれない」アンドゥリルの製品です!

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