夜行列車が東急、東京メトロ、西武線を走る 史上初 目的地は運に左右される場所(写真21枚)

「夜行列車」らしい車内放送 「星座早見盤」の説明も

「この列車は団体専用の夜行列車です。深夜1時25分に西武秩父駅に到着します。史上初の運行となる、元町・中華街発西武秩父行きの夜行列車の優雅な時間をどうぞお楽しみください」

 そうしたアナウンスが流れるなか、列車はみなとみらい線を走行。合わせてスピーカーから流れる「車内照明は練馬駅発車後に半減します」という放送に、「夜行列車」を感じます。

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夜行列車の側面表示。
元町・中華街駅の案内表示。
西武40000系には無料Wi-Fiや空気清浄機も備えられている。

 夜行列車は22時28分ごろ、横浜駅に到着。みなとみらい線から、東急東横線に入ります。そして渋谷駅から東京メトロ副都心線、小竹向原駅(東京都練馬区)から西武有楽町線へ入り、日付が変わった5月27日(土)の0時02分ごろ、練馬駅へ到着。同駅を発車し、西武池袋線を走り始めてほどなく、“予告”どおり車内の照明が少々暗くなりました。

 また0時30分過ぎ、所沢駅(埼玉県所沢市)を通過したのち、こんな車内放送が。

「これより到着のおよそ10分前まで、放送を控えさせていただきます」

 これも「夜行列車」らしさを感じさせます。

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東横線の多摩川駅でも手動で扉が開かれ、乗客が車内へ。
「夜行列車」らしく照明が暗くされた車内。下は通常時。
静まりかえった飯能駅で進行方向を変更。

 なお車内放送では、天体望遠鏡で知られる(株)ビクセンの「星のソムリエ」により、秩父での「スターパーティー(星空鑑賞会)」で用いる「星座早見盤」(車内で配布)についての説明も実施されました。

 また、この夜行列車は途中、東急東横線の菊名駅や日吉駅、西武池袋線の飯能駅などにも運行上の理由から停車していますが、乗車は元町・中華街駅のほか東横線の多摩川駅(東京都大田区)、西武池袋線の練馬駅(東京都練馬区)、ひばりヶ丘駅(東京都西東京市)のみで行われています。西武鉄道によると、今回の夜行列車は乗客およそ220人とのこと。

 さて、始発駅の元町・中華街駅からおよそ3時間が経過。時計の針が午前1時を回って、終点の西武秩父駅が近づいてきます。しかしここでひとつ、不安なことがありました。

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コメント

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8件のコメント

  1. いずれも大晦日に終夜運転の実績がある路線なのに初めての夜行列車とはライターの見識が疑わしい

    • その考え方で行くと山手線も夜行列車ということになりますね。
      頭大丈夫?って言われないように気を付けてくださいね。

    • あんたこそ頭大丈夫?

    • 夜中に都心から成田に行くバスも夜行バスと呼ぶのだろうか?

  2. いいかもしれない!かなり昔だけど東京から最終を兼てた当時の大垣行で弁天島近辺まで寝過ごして、そのまま勢いで乗り継いで尾道まで行ったことありますよ、それで当時驚いたのは全ての大垣から西の列車が湘南カラーだった事とグリーン車が無かった事!あの頃からしたら電車も進化しましたし今回のようなイベントも増えました、

  3. 飯能駅で進行方向変わったけど、乗客みんなシートの方向変えたのかを知りたい気がする。

  4. ただの終電の時間帯なんだよな。

  5. この記事を読んでとても驚いたが、同時にひどくがっかりもしてしまった。
    というのも、かつて秩父の終点三峰口まで乗り入れてたのは東武鉄道のほうだったからだ。
    当時からしてみたら、あの東武東上線が副都心線はおろか東横線、はたまた中華街まで直通運転することになるとは、誰も予測してなかっただろう。
    もし寄居からの乗り入れが残ってたら、東上線から寄居~西武秩父を経由して飯能へ、外秩父をぐるっと一周して、反対方向になって戻ってくることさえ出来ただろう。
    これこそ夜行列車にふさわしいではないか。