見た目は昭和初期、性能は21世紀 JR西、SL全盛期の旧型客車復刻 「SLやまぐち号」用
「SLやまぐち号」用35系客車の主要諸元 設計最高速度は110km/h
主要諸元
・空車重量(最大):編成重量 定員時180t以内
・旅客定員:245名(普通車222名、グリーン車23名)
・設計最高速度:110km/h
・減速性能:4.9km/h/s
・曲線通過速度:基本の速度
・おもな使用線区:山口線、山陽本線
・併結可能形式 牽引車:C57、D51、EL、DL、キヤ143
・併結可能形式 客車:同一形式のみ
基本仕様
・車体構体:鋼製車体、ダブルルーフ(一部車両)
・ドア枚数 先頭車:片側1扉、片引戸
・ドア枚数 中間車:片側2扉(一部1扉)、片引戸
・側窓構造:上昇式
・座席構成 普通車:ボックス席
・座席構成 グリーン車:回転リクライニング
・ブレーキ構成:電気指令式空気ブレーキ(ブレーキ管圧力読換機能付)
・安全設備:車両異常挙動検知装置、転落防止ホロ、後方映像記録カメラ、非常時用展望デッキ避難通路
・おもな設備:多目的室、多機能便所、洋式便所(温水洗浄便座付)、荷物置場(ベビーカー置場)、イベントコーナー、大型荷物スペース、編成両端のオープン展望デッキなど
【了】
Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
古く見せる新車に新しく見せる旧車!忙しいねー?SLも新車にしたら?伊予鉄みたいにDIESELで走るSL風なのをさ!老骨キハすら化粧直しして指定料金取ってみたり、騙したつもりが騙された?利用者を甘くみないほうがいいんじゃない?
その甘さが分かってるからみんな乗るんですよ…豪華列車だってその金額積めばそれ以上に豪華なリゾート経験も出来るわけだし。
逆に、おんぼろの車両使って料金とればボッタクリとか言われるし…
ただ、流行に左右されてる事は間違いないようですが。
指定席料金で何を言ってるのやら・・・
指定席料金と乗車券で乗れるだけマシだと思いますけどね。
そもそもSLの運行なんて、運行主には利益にならないのに、それをこれからも続けていく為に、わざわざ客車を作ってくれただけ有難いと思うべき。
SL銀河みたいな全く新しいスタイルの客車も斬新的ですが、今回のこの客車は写真を見る限り、古風を再現してていいと思いますけどね。
ああゴハチが残っていたら、登場時に復原して山陽本線を100km/hで走る企画もできただろうに…
見た目レトロ実質最新型は999号みたいというネタに従いC62で牽かせるとかw
せっかく新造したのだから、いろんな機関車で牽く列車を走らせてほしい。
今まで使っていた12系どうすんだろ?
あの車輌こそ大鐵が引き取れば良かった。
もう遅いかな?
なんと大鐡に輿入れしましたよ!
なるほど!有り難い列車か!この業界じゃなくても、わさわざと言った拘りから様々な物が世に出でたわけだからね、昔に津和野からお座敷編成に乗してもらったことある、蒸気機関車の重連で一機は後尾から押す運行だったような?それが新車かは分からないがね
Dで押しているように12系や14系は「重過ぎる」んです。
かつて流行ったお座敷列車は12系改造か14系改造の7両編成なのですが、
わざわざ5両に減らして運転していたりしました。
これ以前の14系改造レトロ客車も元車両の定員だと重過ぎるために座席定員を減らしていたりします。
今回の新35系は軽量化されたスハテ・オハ・ナハ・スハ・オロテの五両編成の上にイベントスペース等でさらに定員を旧レトロ列車並みにしてあります。
D51の改造が終わり当面の代打は確保できたのですから、今後は震災復旧以来のC57の再々改造が期待されます。その後まず実現しないでしょうがC62の本線復活改造が実現するかもしれません。
老朽化した車両を鞭打って使わせるよりも同じ設計で作ったほうが安全性は高いかもね。まあ、古い車両を信奉する人にはそれでも気に食わないことは多い気がしてるけど。
記事書いた人もなんで4000番台なのかちゃんと調べてほしいな。
どうせ人気で指定券買えないんでしょ?
ここまで拘って作ってくれて、国鉄型好きには嬉しいですね。本物の旧客35系では無いけれど、納得の仕上がりです。
逆に“これならば”と東がヘンな気おこして旧客や12系をオシャカにしなければいいが・・・。
少し不安だ。
これ、新製車ですよね?
形式番号からして、旧客をベースにリニューアルしたんじゃないかと思ったぐらいです。
ななつ星など、旧車オマージュでイマ風にアレンジした新製車両は見かけるけど、ここまで旧車寄りのデザインは逆に新鮮味があって好感が持てます。
JR西日本からSL時代の列車の復元という新しい提案が出され、感心しました。
老朽化した旧型客車はSLと共に維持することそのものが大変で、いずれは安全性や維持費の問題から引退を余儀なくされます。
エネルギー革命以前の文化であるSLがその時代の日常的風景だった旧型客車を牽いて走る姿は老人だけでなく、若い人の関心も引くと思います。沿線の歴史的な景観と共に文化財の新しい見せ方・活用の方法として、これからあちこちで応用できそうな手法だと思いました。
JR北海道の新マヤもマヤ35系。昔ながらの客車ファンを悩ませる事態が再発生。とはいえ、両方が出会うことはまず絶対にあり得ないから良いが。余談ですが、北海道のマヤ35、車体完成、北海道への回送は5月なので(現在機材設置等整備中。竣工は来年3月以降とか)、形式付与はこの車両よりも早いことになる。
この新型の旧型客車よく出来ていますねぇ!新しい車両なのに戦前のイメージは不思議ですが、かえって新鮮味を感じさせますね!やはり、SLには旧型客車が似合いますよねぇ!