1億台目前「スーパーカブ」、愛好家に聞くその魅力と「カブ主総会」

全国各地で「カブ主総会」 商店街での開催も

「カブ主総会」は富良野に限らず、全国で行われています。ただ大槻さんによると大きな組織があるわけではなく、個人や有志が活動を楽しんでいるそうで、「大規模な集まりもあれば、2、3人の集まりもありますし、カブ主『走会』や『爽会』と名乗っている人もいます」と話します。

 静岡県富士市の岳南鉄道・吉原本町駅近くの「東本通り商店街」で作業服店を営む竹下朋宏さんは、「富士カブミーティング~カブ主総会」というイベントを同商店街と近隣の商店街で3回開催しています。1回目はおよそ100人、2回目は200人、そして2017年4月に行われた3回目は雨のなか、全国から150人が集まったそうです。

「ほかのファンミーティングに参加して楽しかったので、自分でもやってみようと思って始めました。情報発信は自分のブログが中心で、あとはそれを見た人が拡散してくれます」(竹下さん)

 竹下さんによると駅前商店街のような街なかで「カブ主総会」を開催しているのは珍しく、「仮にクルマや大型バイクが集まるイベントであれば、まずスペースの制約から商店街の理解を得るのが難しいかもしれませんが、『カブならばいいよ』と言ってくれます」とのこと。集まった『カブ主』はほとんどがお互いに初対面ですが、「みんないい人で、商店街の人ともすぐに打ち解けてくれます」と話します。

 ホンダによると、2017年3月末時点の「スーパーカブ」シリーズの世界累計生産台数は9850万台で、「順調に生産が続けば、10月には1億台を突破する見込みです」とのこと。竹下さんは1億台突破の暁に、お祝いの企画を考えているそうです。

【了】

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コメント

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2件のコメント

  1. HTBやOFFICE CUEから誰か来なかったかい?

  2. 変わらない良さの象徴かな、今でもクラッチ操作はの無い足でギヤチェンジかな?踵で踏んで1速、爪先で2と3だったかな?よくキックで目覚めない時に坂で転がして1速に入れると始動したよ、遠心クラッチを逆手に利用した押しがけだったかな?