1億台目前「スーパーカブ」、愛好家に聞くその魅力と「カブ主総会」

あふれる「カブ愛」 解体寸前からも復活?

――ふだんはどのような乗り方をしていますか?

 お天気のいい日にあてもなくちょろちょろと、お散歩のようにツーリングしています。

――「スーパーカブ」にまつわる思い出のエピソードはありますか?

「スーパーカブ」でキャンプに行きたい!と言って「カブ主」さんたちに声をかけたら、自宅を出るときは5台だったのに、行く先々で「カブ主」さんと合流し、さらにはハーレーなどのバイクに乗った人も参加して、道内のキャンプ場についたら参加者が40人になっていました。「スーパーカブ」のおかげで、日本全国の「カブ主」さんと出会えました。

――製造元であるホンダに伝えたいことはありますか?

 二輪車として傑作であるだけでなく、設計の細部まで気遣いがされていて、そのひとつひとつにまた「カブ愛」を強めてしまいます。こんな素晴らしい乗りものを発明してくれたこと、作り続けてくれたことに感謝します。

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大槻さんが2016年に開催したイベント「野良カブキャンプ」のようす。40人が集まったという(画像:カフェ・ノラ)。

※ ※ ※

 富良野の「カブ主総会」に集まるほかのメンバーからも、「解体屋から3000円で買ったオンボロだったのに、キャブレター(編注:燃料と空気の混合気をつくる装置)を少し掃除しただけでエンジンがかかった!」「壊そうと思わない限り壊れることはない!」「スピードを楽しむのがオートバイの醍醐味だけど、『カブ』はまるで中学生の自転車通学のように、仲間とじゃれながらゆっくり走れるのも魅力」「日本中どこでトラブルがあっても、各地の『カブ主』に助けてもらえるという安心感がある」といった声が寄せられました。

 大槻さんは6年ほど前からカフェに来店した「カブ主」をブログで紹介していることもあり、今では全国各地の「カブ主」がテントなどを積んだ「スーパーカブ」にまたがり、カフェに立ち寄るといいます。

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コメント

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2件のコメント

  1. HTBやOFFICE CUEから誰か来なかったかい?

  2. 変わらない良さの象徴かな、今でもクラッチ操作はの無い足でギヤチェンジかな?踵で踏んで1速、爪先で2と3だったかな?よくキックで目覚めない時に坂で転がして1速に入れると始動したよ、遠心クラッチを逆手に利用した押しがけだったかな?