浜松町駅にある小便小僧の謎 消防服からあのキャラまで、毎月お着替え30年以上(写真12枚)

JR浜松町駅のホームには小便小僧の像がありますが、じつはこの像、30年以上にわたり毎月衣装が着せ替えられています。駅と乗降客、地域をつなぐ存在として国からも認知されている小便小僧の背景には、何があるのでしょうか。

地域をつなぐ小便小僧 その歴史は65年に及ぶ

――脱がせた衣装はどうしているのでしょうか?

 すべて保管しており、港区社会福祉協議会が開催するバザーなどで展示することもあります。屋外にあるため1か月も着せていると汚れますので、同じ衣装を2度着せることはありません。

――活動にはどのような声が寄せられていますか?

「微笑ましい」「いつも楽しみに見ています」といった声をいただいており、お話しした通り着せ替えに毎回お越しになる方もいらっしゃいますし、浜松町駅からも「駅とお客様、地域をつないでいる」と感謝の言葉もいただいています。これまでにJR東日本の社長賞などのほか、2016年には、交通系の賞で最高峰といわれる国土交通大臣賞も受賞しました。

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6月はレインコートが着せられる(画像:港区社会福祉協議会/手芸グループあじさい)。
2017年5月は「赤胴鈴之助」がモチーフ(画像:港区社会福祉協議会/手芸グループあじさい)。
4月は新入生らしい衣装が多いという(画像:港区社会福祉協議会/手芸グループあじさい)。

※ ※ ※

 小便小僧の小便に見立てた水が落ちる池の前には石碑と花壇があり、石碑には「この像は昭和二十七年十月十四日鉄道開通八十周年を記念し、歯科小林 光院長より寄贈された」と由来が記されています。かつては個人の女性が着せ替えを行っており、その女性が亡くなってからしばらく裸のままでいたところ、前述のとおり芝消防署から港区のボランティアセンターを通じて「あじさい」に衣装づくりの依頼があり、現在に至るのだそうです。

 ちなみに、この池は「あじさい」が掃除をしていますが、花壇の花は、この石碑に書かれた小林院長のご子息が寄贈しているとのこと。この方も近隣に住んでいるといい、小便小僧と地域とのつながりの深さが感じられます。

 後藤さんは、「いろいろと評価をいただいているのも、30年の継続があってこそ。かんたんにはやめられません」と話します。

【了】

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コメント

1件のコメント

  1. この小便小僧が居る場所はホームがかなり狭い場所なので、両側にホームドアが出来るとどうなるのか気がかりです。

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