明治期からある都内街路樹で「トチの実落とし」実施 実は配布

2017年8月19日、東京都内の国道1号(桜田通り)で「トチの実落とし」が行われます。トチの実は持ち帰りが可能です。

1978年から行われている恒例イベント

 国土交通省関東地方整備局は2017年8月4日(金)、東京都千代田区内の国道1号(桜田通り)で、恒例イベント「トチの実落とし」と実の配布を行うと発表しました。

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夏の緑陰効果が大きいトチノキ。その実はトチ餅などの材料や湿布材、クラフト材などに利用される(画像:国土交通省関東地方整備局)。

 日時は8月19日(土)の午前11時から15時まで(雨天の場合、26日に延期)。場所は総務省前です。

 1912(明治45)年に植えられた国道1号のトチノキ並木は、東京に現存する最も古い街路樹のひとつといわれています。トチの実は非常に硬く、成熟して落ちると歩行者やクルマに被害を与えるおそれがあるため、道路の維持管理を目的に「トチの実落とし」が1978(昭和53)年から始まり、トチの実の配布は1993(平成5)年から行われています。

 なお、手袋や持ち帰るための袋は、各自で用意が必要です。

【了】

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コメント

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2件のコメント

  1. 高所作業車(おそらくレンタル)が出陣とは大掛かりな作業なんだね、

  2. なかなか粋なことを。とはいえ、トチの実の調理法知ってる人、どのくらいいるのかな。