国内のトロリーバス、残り1か所に 関電が廃止、立山黒部貫光が「唯一」に
国内2か所のみで運行されているトロリーバスのうち、関電トンネルの車両が、2019年4月から電気バスに変わることが明らかになりました。
立山黒部アルペンルートに残るトロリーバス
関西電力は2017年8月28日(月)、立山黒部アルペンルートの関電トンネル(黒部ダム~扇沢)で使用しているトロリーバスの車両(300形)を、2019年4月の営業開始以降、電気バスに変更すると発表しました。
トロリーバスは、空中に張られた架線(トロリー線)から電気を受け取って、モーターで走るバスです。見た目はバスですが、日本の法令では「無軌条電車」として鉄道に分類されています。
かつては東京や大阪、横浜などでも見られましたが、現在、このトロリーバスを運行しているのは、この関西電力と、同じく立山黒部アルペンルートの一部を構成する立山黒部貫光(立山トンネルトロリーバス)のみです。
法律上のカテゴリーは鉄道から自動車に変わるのか、そのへんの続報も欲しいです。
急速充電バスか。最近の電池技術の発展のおかげですかね。法律上は多分無軌条鉄道のままになるでしょう(定められたルートを通る点では同じ)。
ゆとりーとラインと同じ様な扱いですな。
>トロバス廃止後
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ご指摘ありがとうございます。すっかり見落としてました。鉄道ではなくなるんでしたね。とすると、廃止後に信号システムとかも撤去されるのか、それとも時期が来るまでそのまんま放置なのかが少し気になります。
使用を停止した信号機は覆うか向きを変える必要がありますからそのまま放置はまずあり得ません。それ以前に、使わない設備はただの負債でしかないので廃止後早々に撤去されると思われます。
おお、エアロリボンミオさんありがとうございます。本文中に 8月28日(月)…中略… 鉄道事業の廃止を届け出ました と書いてありますね、納得。
ところで2015.11.07の記事で触れていた「タブレット交換」は将来も続けるのでしょうか、そっちも興味あります。
いずれにしても試運転を繰り返して、いざ営業の時に故障でトンネル内に立往生、などという事態にならないようお願いしたい。
この種の電気バスは、超急速充電スタンドさえ備えれば、どこでも普及しそうですね。大量生産による車体価格の低減も見込めると思います。