「AZ-1」「ビート」「カプチーノ」、女子はどう見てた? 「ABCトリオ」根強い人気のワケ(写真20枚)

「小さい『NSX』ってことでしょ?」

 マツダ「AZ-1」は、販売ディーラーが多チャンネル化していたマツダの中で、「オートザム」店の目玉として発売されました。「エキサイティングなマイクロクーペ」とうたわれたこのモデル、3台の中では車高が一番低く(1150mm)、重心位置は2名乗車時400mmと低重心で、軽快な操縦性を実現。最大の特徴は、やはりガルウィングのドア。女子を「スーパーカーみたい!」とときめかせるのに十分なインパクトがありました。

 ホンダ「ビート」の魅力は、スタイリングはもちろん、その技術に対する説得力でした。F1エンジンのテクノロジー応用から生まれた「多連スロットル」や、軽自動車初の4輪ディスクブレーキなどを、小さなボディにギューっと詰め込んでいます。発売から26年経った今年(2017年)になって、一部パーツの再生産がホンダから発表されるほどの人気モデル。女子的には、「小さい『NSX』ってことでしょ?」と、強引な解釈で憧れの眼差しを送っていました。

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ホンダ「ビート」は1991年5月発売(画像:ホンダ)。
ホンダ「ビート」のインパネまわり(画像:ホンダ)。
ホンダ「ビート」のインテリア(画像:ホンダ)。

 そして、スズキ「カプチーノ」。ABCトリオ唯一のFRモデル(ほかはMR)で、軽自動車初の4輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用。走りももちろんいいのですが、丸っこくてかわいいフォルムと、ハードトップ、Tバールーフ、タルガトップ、フルオープンと4通りが楽しめるルーフ構造が「おしゃれ!」と親しまれていました。

 つまり、「軽はイヤ」なんて言っちゃう高ビー(高飛車)な子じゃないのよ、とアピールしつつ、走り好きの男子の趣味に理解がある風を装えるため、「どんなクルマが好き?」と言われたときに、ABCトリオは最強の答えだったというわけです。

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コメント

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1件のコメント

  1. 軽規格の中でどれだけの工夫か?悪足掻きか?分岐点になった車ですかね、今の広さを追及したファミリー向けから仮に法人向けの4ナンバーのミラに乗り換えて運転してみると、熟、軽さと車造りの原点かな?!って感じなんですがね