「AZ-1」「ビート」「カプチーノ」、女子はどう見てた? 「ABCトリオ」根強い人気のワケ(写真20枚)

90年代初頭、のちに「ABCトリオ」と呼ばれるクルマが相次いでデビューしました。マツダ「AZ-1」、ホンダ「ビート」、スズキ「カプチーノ」、いずれもスポーティな仕上がりの軽自動車です。当時、女子はこれをどのように見ていたのでしょうか。

バブル末期を彩った3台の「軽スポーツ」

 1980年代後半から1990年代前半、バブル時代真っ盛りの頃には、その人の趣味嗜好や人柄、経済状況を計る強引な質問として、「(クルマ)何、乗っているの?」というものがありました。そして、それと同じぐらい強力で、女子にとってはかなりの「踏み絵」的質問ワードがあったのです。それが、「どんなクルマが好き?」です。

Large 20170903 01
バブル期、相次いで発売された軽の2シータースポーツ「ABCトリオ」、マツダ(オートザム)「AZ-1」、ホンダ「ビート」、スズキ「カプチーノ」。

 さあ、ここでなんと答えるか。いえ、路上で声をかけてきたそのあたりの輩とかなら、べつにいいのです。「フェラーリ! でもV8モデルはありえないから」とでも言っておけばいいのですから。しかし今後の可能性を感じている相手には、ギラギラしたところは見せられません。一方で、「クルマ、あんまり詳しくなくて」などと言っているほかの子と同列の答えでは、一歩抜け出せません。しかも、あわよくば「あ、わりといい子じゃん」と思わせたいもの。

 欲望と葛藤が渦巻くそんな時、とっても便利なキーワードがありました。それが「ABCトリオ」だったのです。

「ABCトリオ」とは、マツダ(オートザム)「AZ-1」、ホンダ「ビート」、スズキ「カプチーノ」の3モデルのこと。共通点は、2シーターのスポーツカーで、しかも軽自動車という点です。いずれも1991(平成3)年から92(平成4)年にデビューしているのですが、この付近の年代は、日産「スカイラインGT-R(R32型)」など、いまでも名車と人気の高いモデルが続々発売されています。まさに「日本車黄金期」という時代でした。

Large 20170903 02 Large 20170903 03 Large 20170903 04
     
マツダ(オートザム)「AZ-1」は1992年10月発売(画像:マツダ)。
「AZ-1」のインテリア(画像:マツダ)。
マツダスピードのエアロパーツを装備した「AZ-1」特別仕様車(画像:マツダ)。

 また、モータースポーツ人気が高く、若者が仲間と一緒に峠を走ったり、サーキットを貸し切って走行会を開催したりすることが、しばしば行われていたのです。そんな機運の中で、「軽自動車でスポーツ走行ができるモデル」という、日本だけの文化が誕生したのでした。

この記事の画像をもっと見る(20枚)

【自動車】シルビア、プレリュード、セラ… 今も色褪せない旧車の魅力とは

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. 軽規格の中でどれだけの工夫か?悪足掻きか?分岐点になった車ですかね、今の広さを追及したファミリー向けから仮に法人向けの4ナンバーのミラに乗り換えて運転してみると、熟、軽さと車造りの原点かな?!って感じなんですがね

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス