レーザー兵器がいよいよ実用化へ? 米空軍、目標は2020年 その理想と現実とは

米空軍が2020年を目標に、レーザー兵器の実用化を目指すことを明らかにしました。未解決の課題はまだあるそうですが、具体的な目途が示されたのは初めてのことであり、いよいよ現実のものとなりそうです。

レーザー兵器の理想と現実

 開発のロードマップとしては、当初はAC-130Wの30mm機関砲を撤去、そして120キロワット固体赤外線レーザーへ置き換えることによって試験が行われる見込みです。将来的には180~200キロワットに出力をあげた新型をAC-130Jに搭載し、これを「レーザーガンシップ」化することを目指します(編集部注:レーザーにも種類があり、「固体レーザー」とは、かんたんに言えば固体物質を材料にしたレーザーのことを指します)。

 赤外線レーザーは、『機動戦士ガンダム』などSF作品によって想起されるような「命中即爆発」とはならず、ターゲットへ継続してこれを照射し、過熱し焼き切ることで損傷を与えます。固体赤外線レーザーは1発あたりのコストがほぼ「ただ」であることや、光速度で伝播するため回避不可能というメリットがあります。

 しかしながら現状は実弾兵器に比べてまだまだ射程も威力も小さいのが実情です。そのため100キロワット級の赤外線レーザーの標的となりうる対象は、まず生身の人間、そして自動車、無人機や航空機、ボートなどの熱に弱い部分に限られ、装甲をもった戦車などには有効とはいえませんが、赤外線誘導ミサイルの先端に取り付けられた敏感なシーカー(赤外線センサー)を妨害・焼き切る目的ではすでに実用化されているため、相手の赤外線センサーを潰して能力を削減することはそれほど難しくないでしょう。

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コメント

1件のコメント

  1. 兵器は破壊できないが人間を失明させることは充分に可能。

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