コックピットからのアナウンス、工夫するパイロット 「機長からの報告によると」裏事情 JAL

ボーディングブリッジを見つめるパイロット

――ワーキンググループの課題をお教えください。

千葉「お客さまのご意見をまだ反映できていない部分があるので、パイロット全員がお応えできるよう目指しています」

毛利「より安全な運航を実現するために、JALでは日常運航を常に多角的に見直しております。それに合わせて私たちも形を変えていかなくてはなりません。制限があるなかでもどのようにお客さまに寄り添えるか、ということをお乗りいただく皆さまの顔を思い浮かべながら考えています」

千葉「これまで日本語と英語に力を入れてきましたが、ほかの国のお客さまも増えていますので、音声資料を用意し、体制を整えていく予定です。中国語や韓国語、インドネシア語、フランス語、イタリア語、タイ語などですね」

――アナウンスで注目して欲しい点はありますか?

毛利「パイロットからすると、例えば『シートベルトをお締めください』といった、安全に関するアナウンスを注意深く聞いていただきたいです。お客さまの行動を制限することにはなってしまいますから、そのジレンマはありますね」

千葉「『どんな人が運航しているのか』を想像していただきたいですね。目的地に到着したとき、お客さまには「また乗りたいな」という思いで航空機から降りていただきたいなと思っています。その思いが、私たちのアナウンスの源になっています」

※ ※ ※

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パイロットがボーディングブリッジに向け、手を振ることもあるという(2017年9月、恵 知仁撮影)。

 ちなみにパイロットは結構、乗客の搭乗時にボーディングブリッジを見ているそうです。客層を確認し、機内アナウンスなどに生かすためとのこと。乗客も搭乗時にコックピットを見て、「あのパイロットは渋い声をしてそうだ」など、機内アナウンスを想像するのも面白いかもしれません。

【了】

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