埼玉に入る自転車も保険必須に!? 「自転車保険」県で加入義務化へ 関東で初
「自転車保険」すでに入っていることも?
――なぜ「自転車保険」を義務化するのでしょうか?
県内における自転車事故の多さや、保険加入率の低さ、また昨今、自転車事故で高額な賠償請求事例があることからです。埼玉県では2012(平成24)年、京都府に次いで全国で2番目に「自転車保険」加入の努力義務を制定し、5年にわたり運用してきましたが、加入率は未だ45%と半数を下回っています。他府県でも義務化の動きがあることから、一歩踏み込む形で本県でも義務化します。
――加入義務化により、利用者にはどのようなことが生じるでしょうか?
まずもって保険に入ってもらうことが必要になりますが、今回、加入を義務とするのは他人に対して補償する損害保険です。たとえば自動車保険や火災保険などの特約として、自転車事故による傷害も補償するものがあり、それらに加入していても義務を果たせます。まずは、ご自分で加入している保険内容を見直し、自転車事故による傷害を補償する内容があるか、あるいはそれに加入しているかを確認していただきたいです。
また、学校などへは生徒・児童に保険加入の有無を確認することを呼び掛けています。これについても、PTA保険などに付帯するもので全校生徒が対象の保険に加入しているケースがありますが、そうでない学校については、生徒・児童に対してアンケートを行い、未加入者へ学校側から情報提供することを求めていきます。
――保険の種類によって、違いはあるのでしょうか?
お話ししたとおり、自転車事故による人身傷害を補償する保険は多岐にわたりますので一概には言えませんが、たとえば「自転車保険」と名のついた専用の商品は、その補償額や自分に対する補償、あるいは事故時のロードサービスといった要素が手厚いといえるでしょう。
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県は保険加入への確認を広く呼び掛けてはいますが、保険の種類が多岐にわたることからも、罰則は設けられません。兵庫県や大阪府など、すでに「自転車保険」の加入を義務化している府県についても、乗り入れ車両も含めた加入義務と、未加入でも罰則がない点は同様です。
ちなみに埼玉県警の資料によると、県内で2016年に発生した自転車乗用中の交通事故死者数は33人で、全国ワースト2位。県の担当者は事故件数の多さから、保険加入の義務化を積極的に推進しなくてはならないと認識しているそうです。また、自転車事故については、2013(平成25)年に神戸地裁で9521万円もの高額な賠償を命じる判決も出ており、保険加入を促すことで「被害者の救済と加害者の負担軽減を図る」と話します。
埼玉県と同様に、京都府でも2018年4月1日(日)から自転車利用者に対して保険加入が義務化されます。この動きは今後も広がっていくかもしれません。
【了】
兵庫なので、自分は自動車保険の付帯で、家族はネットの自転車保険で入ってます。
スマホ運転、イヤホン運転、無灯火、走行禁止の狭い歩道で爆走など、マナーの悪い人が多くて、そういう方ほどおそらく保険も入らないと思うので(そもそも事故に関心があれば、運転も気をつけるはずなので)、本当に罰則無しで義務化しただけで効果がでるのか疑問に思っています。
通勤路などで、警察が立てた自転車と歩行者の事故の、目撃者探しの立看板も最近よく見ます。自転車も怖くなったなという印象です。
入るのはロードバイク乗り位だろう。
シティサイクルやクロスバイクは入らない、無謀な交通マナーが多いので自転車保険より自転車の販売価格制限をした方が良いと思います。
シティサイクルやクロスバイク乗り程、自動車や公共交通機関を使わない傾向が強く見られるからな。
自転車を野放しにすると公共交通機関に悪影響を与えるデータもある。
だから10万円以下の自転車を販売させない工夫が必要じゃないかと思います。
又は自転車屋以外での販売を禁ずるとか。
物を売りたいが為に最初にやらにゃならん事をやらなかった結末だろ、事故と高齢者と認知症の因果関係もろくに調べずに根本の腐った目的の免許更新制度で今頃に高齢者で数合わせしてくるところは逆に凄いけどな
大体、自転車が5万円以下で買えるような構造にすること自体が異常。
自転車の敷居を上げないと交通事故増加や鉄道利用を減少させる事が分かりきっている。
5万円以下の自転車は販売禁止にして鉄道利用を促進させる姿勢を見せないといかん。
更に言えばシティサイクルやクロスバイクは都市部では逆に通行規制しないと危ないかもね。
ロンドンは自動車通行規制したが地下鉄運賃も高いので鉄道離れも並行して悪質な自転車だけが増えた事例もあるし。
あまり自転車道整備すると鉄道使わなくなるし、観光地に違法駐輪は景観に悪影響及ぼすから、都市部や観光地は自転車規制した方が良いかもね。