ダイハツ「DN U-SPACE」が刺さるワケ ママ目線なら一目瞭然? ポイントは「掃除」
「掃除しやすさ」がママに刺さるワケ
もうひとつ言うと、運転しやすさを狙った前席パノラマビューのフロントウインドウと、前後席ともに備わるルーフ・ウインドウのおかげで、室内がとっても明るいのです。
つまり、風通しがよく、スペースにゆとりがあり、シンプルで、明るい、ということ。これに、ミニ・ミニマリスト(物欲に負けがちなミニマリスト未満)の筆者としては、かなりグッときちゃったのであります。それは、「このクルマ、めちゃめちゃ、掃除しやすそう!」というワクワク感。恐らくメーカー側の想定とは違うところで、刺さってしまいました。
両側スライドドアを開ければ、換気し放題なわけです。助手席をチルトアップしたら、床だって拭き放題。余分なパーツがなければそのぶん掃除しやすいわけですし、車内が明るいぶん、汚れがすぐ発見できてこまめにケアできる好循環。白を基調としたカラーリングも好ましいです。ああ、シートはさっと拭けば落ちるような素材だといいな、床はマットなんかいらない、前席スライドレーンはどうしても汚れるだろうからそこは重点的に……などと、妄想がどんどん膨らみます。
そこで、ふと気がつきました。もしかして、この、掃除しやすさこそ、ママたちが求めていることではないでしょうか。
実際に子どもがいる友人や身内に話を聞いてみました。それによると、ママ用車(ママヨウシャ、というのだそうです)は、運転しやすさとか、車内に荷物がたくさん積めるとかはもちろん重要ですが、「人からどう見えるか」というのが大切なのだそうです。パパ用車と違って高級車である必要はなくて、「感じよく、ちゃんとしている」というのがポイント高いのだとか。
というのも、習い事の帰りや子連れ友人同士で出掛けたりする時、「途中まで乗ってく?」というシチュエーションがよくあるからです。事前にわかる「お家に遊びに来てね」の時にはお掃除をがんばれても、ふいに訪れる車内公開シーンでは素が出るもの。「ちょっと待ってね」と狭い後部ドアに身体を突っ込んでゴソゴソ取り繕っても、限界があります。
確かに、たまに後部座席に座らせてもらう際など、「足元、狭くない?」と助手席を前方にスライドしてくれるのですが、そこにはかなりの確率で、ファーストフードのお子様セットについてくるおもちゃの袋やら、スナック菓子の半分砕けたのが落ちています。公園遊びやサッカー教室の帰りだったら、フロアに枯れ葉や土っぽい汚れもついています。
ダイハツだったら、丸目4灯のムーヴカスタムが、カッコいいですね!