「暗くなる銀座線」再現 消える室内灯、予備灯だけの車内 東京メトロ、特別列車を運行(写真30枚)

始発駅は車庫 ルートも特別だった特別列車

 今回実施されたイベント「銀座線タイムスリップ」は、一般から乗車希望者を募集。90名が当選しました。4090名分の応募があり、倍率は約45倍だったといいます。

「若手社員がアイディアを出し合い実現しました。90年の歴史を感じていただければと思います。私自身もかつて銀座線を利用していたので、純粋に懐かしく楽しめました」(東京メトロ 総務部総務課 小林智彦さん)

 特別列車の始発は上野検車区。つまり車庫から列車に乗り込む形で、発車するとまず上野駅に行き、浅草駅、渋谷駅、そして終点の上野駅と移動。浅草駅と渋谷駅ではその先にある、普通は乗車できない引き込み線へも列車のまま移動するという、非日常的な内容でした。

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ライトアップされた往時の神宮前駅。表参道駅の渋谷側すぐにある(2017年12月17日、恵 知仁撮影)。

 ちなみに、銀座線は全区間で携帯電話の電波がありますが、浅草駅の引き込み線は乗客がこないため、圏外でした(渋谷の引き込み線は地上〈渋谷マークシティの3階〉に存在)。

 また2017年12月18日(月)まで、銀座線では地下鉄開通90周年記念で、かつて存在した萬世橋駅と神宮前駅をライトアップ中。今回の特別列車はそこで徐行運転を行っています。

【了】

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Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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コメント

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3件のコメント

  1. 丸ノ内線で車内が予備灯だけになったのは銀座線から転属した100形や2000形のみで、丸ノ内本線用の300~500形は、予備灯は点くけど車内の蛍光灯はバッテリーを積んでいるので消えなかった。もう少しお勉強してから記事を書いて欲しい。

    • いまの時代って、ちゃんとした知識を積み重ねていなくてもプロを名乗れてしまうんだね。怖い怖い。

  2. 平日の朝夕の通勤通学ラッシュ時間帯以外は「室内天井灯のLED照明は電球色で常時点灯・予備灯の点滅あり」のモード設定に出来ないものかな。これなら室内灯が消えた瞬間に「何かあったの!?」と乗客が動揺する事が無いだろうし銀座線名物になってオフピーク時の利用者が増えるんじゃないかな。