80~90年代日本車が北米で大人気のワケ 日本の実情にハマる「15/25年ルール」とは?

いま北米で日本の中古車が大人気といいます。しかも25年以上前の、80~90年代初頭のものが飛ぶように売れているとか。そこには北米独自のルールと、日本ならではの自動車事情が絡み合っていました。

輸出の現場の声は?

 熱狂的なJDM(Japanese Domestic Market、日本国内市場を意味し、転じて日本仕様の日本車のことを指す)ファンは、アメリカで新車時から販売されている左ハンドルのクルマではなく、よりホンモノの日本車を求めて、わざわざ右ハンドル仕様を輸入する人もいるようです。

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日本国内にて1989年9月発売の「CR-X SiR」は、搭載された1.6L DOHC VTECエンジンが最高出力160馬力を絞り出す(画像:ホンダ)。

 日本全国のオークションを経由して、北米向けに日本の中古車を輸出しているパシフィック・コースト・オート(横浜市都筑区)を経営するデレク・ウェルドンさんは、「自分の国で売っていないクルマに乗ることはとてもエキサイティングです」と話します。

「当社で人気があるのは90年代の日本製スポーツカーとディーゼルエンジンの4×4ですね。この時代の日本車はとくにスタイルが良いです。パフォーマンスも素晴らしく、JDMのアイコニックなクルマが豊富に揃っています。また、例えば『CIVIC CR-X』など、北米で販売されていたクルマでも、日本仕様とはスペックが違うケースが少なくありません。北米では115馬力、日本では160馬力の仕様で、さらにフルグラスルーフと、後部座席もついています。北米の自動車愛好家はこのような日本仕様のクルマに憧れています」(パシフィック・コースト・オート デレク・ウェルドンさん)

 加えて、日本の中古車は走行距離が少ないことでも知られているそうです。たとえばドイツ車の流通も多い日本市場ですが、ほかの国より走行距離が少なくコンディションの良いものが見つかりやすいそうで、デレクさんは「BMW『M3』やポルシェなどのスポーツカーも手に入りやすいですね」と話します。

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コメント

5件のコメント

  1. オートバイの話になりますが、ヤマハのR1Zも、とてもカッコいいですね!

    わたしは、普通自動車の免許しかないので、これからは普通2輪の中型免許をとって、頑張っていきたいと思います☀

  2. こういう乗り方が一番幸せだよね、FRカローラなんて当たり前に走ってるし、いかに当時の車が走る為に生まれたかが分かる証しだね、今は新型こそ最高と洗脳されたユーザーの代替え需要に支えられてる自動車業界ですからね、評論家をも召し抱えて辛口を封じてまで自社製品を肯定させるザマに日本製品の将来に暗雲間違いなしですな

  3. うーん… 今のところお父さんと独身者の個人的な趣味にとどまっている感じがする。他の国々の古い車と同じ程度の人気。

    やはり一般家庭の大勢はトラック型ビッグサイズSUVで節税に励んでるんじゃないだろうか。

  4. しかし、この15/25年ルールもいつまで適用されるのか。ゼロエミッションや排ガス対策が厳しくなれば必然的に制限ないし廃止され得る事を考えなければ。

  5. いいねー、車庫や庭に置いて眺めるだけで絵になる車、今は誘い道具の優遇税制のオマケ付やリースだ何だと所有権から切り離さないと道を走れない時代だからね、確かに環境は大事だけど、その環境を保つ大義の電気自動車の充電の電気を発電する電気の親玉の環境対策はできてるんでしょうかね?