姿消すJALグループ最小ジェット機CRJ200 じゃじゃ馬、軍用機エンジン…関係者は語る(写真55枚)

日本の航空会社から姿を消す「リージョナルジェット」の先駆け、ボンバルディアCRJ200。J-AIRがその退役を記念したツアーを行い、パイロット、CA、整備士が画期的だったという同機について語りました。

「軍用機のエンジンなので―」関係者は語る

「ボンバルディアCRJ 退役記念チャーターツアー」1日目の夜にはトークショーが開催され、パイロット、CA、整備士がCRJ200について語りました。

「CRJは揺れに強いです。コクピットでは揺れをあまり感じません。エンブラエル機は“波に乗っていく”のですが、CRJは揺れをバリバリ切り裂いていく感じです」(J-AIR 機長 小堺康弘さん)

「推力が大きく、かなり『じゃじゃ馬』です。扱えるようになるのは難しいです。ビジネスジェットを大きくしたものなので、操縦はそういう部分で難しさがあります」(J-AIR 機長 荻嶋英一さん)

「軍用機のエンジンなので故障しません。ただ、エンジンが機体の左と右にあり、左エンジンなら1時間で終わる整備が、(機体が支障になる)右は何時間もかかることがよくあります」(J-AIR 整備士 石丸勝久さん)

 ちなみにCRJ200のエンジン、GE製CF34-3B1は、アメリカ空軍の攻撃機A-10と同系統のものです。

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左から渡邉さん、小堺さん、荻嶋さん、牛澤さん、石丸さん。
CRJ200と似た形でエンジンを搭載するA-10攻撃機(画像:アメリカ空軍)。
伊丹空港の格納庫でCRJ200を見学。

「空調が冷えてくると機内が白く、モヤがかかったようになり、『煙が出てきたよ』と初めて乗られたお客さまからお声をいただくことがあります」(J-AIR 客室乗務員 渡邉有美子さん)

「雨や雪のときはドアを閉めると、階段にたまっていた雨や雪が降りかかってきます。ただ何年もやっていると、避けるタイミングがわかります」(J-AIR 客室乗務員 牛澤菜穂子さん)

 CRJ200はドアを開くとそれが階段になり、乗降できる構造になっています。

 日本の航空会社で最後となるCRJ200の運航は、2018年1月31日(水)、松山発伊丹行きJL2310便がラストになる予定です。

【了】

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Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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コメント

4件のコメント

  1. 全長でいうなら、500系先頭車両並み?まあ直径は500系の方が細いと思うが。

  2. 右エンジンの整備に手間がかかる理由を補足してほしかったな。

    • 確かに。そもそもA-10も基本的なエンジン装備要領はCRJと同じはずで、しかも前線基地での繰り返し運用が可能なようにあまり整備に手間がかからないように設計されているはず。

  3. リージョナリズムを掻き立てそうな雄姿

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