日比谷線車内でBGM試行運用 クラシックやヒーリング曲を放送 東京メトロ

東京メトロが日中の日比谷線車内で、クラシック音楽やヒーリング音楽のBGM放送を試行運用します。

高音質ステレオスピーカーでBGM放送

 東京メトロは2018年1月24日(水)、日比谷線車内でBGM放送を試行運用すると発表しました。

 車両は2017年3月から営業運転をしている新型の13000系電車を使用。東京メトロによると、車内のスピーカーは「高音質ステレオ放送システム」を搭載し、よりクリアな音質を楽しめる仕様になっているといいます。クラシックなどの音楽データを収録していることから、放送設備を用いて車内に音楽を流すことが可能です。

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BGM機能を搭載している東京メトロ日比谷線の13000系電車(画像:東京メトロ)。

 試行運用の期間は1月29日(月)から当面のあいだ。対象列車は次のとおりです。

●平日
・中目黒発:10時28分、12時11分
・北千住発:11時20分、13時00分
●土休日
・中目黒発:11時00分、12時41分
・北千住発:11時50分、13時30分

 放送区間は日比谷線の中目黒~北千住間です。直通先の東武スカイツリーライン(伊勢崎線)内では実施しません。また、ダイヤが乱れたときなども、BGMを流さない可能性があります。音楽は13101編成などの奇数編成と、13102編成などの偶数編成で異なります。曲目の一例は次のとおりです。

●奇数編成:クラシック音楽
・「月の光」ベルガマスク組曲より/クロード・ドビュッシー作曲
・「ノクターン」第2番変ホ長調 作品9-2/フレデリック・ショパン作曲
・「春の歌」作品62-6/フェリックス・メンデルスゾーン作曲
●偶数編成:ヒーリング音楽(Mitsuhiro作曲)
・「朝空を開いて」
・「そよぐ緑」
・「陽を浴びて」

 13000系のBGM機能は、イベント列車の運行時や、車両点検時のスピーカー試験のために導入されたものです。2017年7月には、イベント運転の設定にしていたことにより、車内に音楽が流れ続けたことが話題にもなりました。

 東京メトロによると、今回の試行運用は「より快適な車内空間をご提供すること」が目的とのこと。「通勤用列車における営業列車内でのBGMの放送は国内で初の試みで、当面の間運行する予定」としており、利用者からの意見をもとに、今後のBGMの有用性などを検討していくとしています。

【了】

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4件のコメント

  1. 酔っ払い、負けじと声がでかくなる

  2. ストラビンスキーの『春の祭典』とかどう?

  3. 著作権料のぶん運賃が高くなるなら嫌だなあ

  4. 沖縄のモノレールでも、BGMというほどでもないけど、
    案内放送後に、沖縄の音楽が流れるよね。