JR山手線新型の「生まれ故郷」、車両製造数が5000両突破へ J-TREC新津事業所(写真11枚)
車両の修繕工場から製造工場に転換
新津事業所の起源は、1941(昭和16)年に開設された国鉄新津工場です。1987(昭和62)年の国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の新津車両所になりました。
おもに車両の修繕やメンテナンスを行っていましたが、1994(平成6)年に車両の製造工場に転換。名称も新津車両製作所に改められました。
その後、横浜市金沢区に車両製造工場を持つ東急車輌製造から車両製造業務を引き継いだJ-TRECが2011(平成23)年に発足。2014(平成26)年には車両製造業の経営一元化を図るため、新津車両製作所の業務もJ-TRECが引き継ぎ、現在のJ-TREC新津事業所になりました。
J-TRECの宮下直人社長は「私は国鉄出身で、最初に配属されたのが新津工場でした」とあいさつ。「最初の職場がいまでは車両の製造工場になり、山手線の新型電車を大量生産しているということで、とても感慨深いです」と話していました。
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Writer: 草町義和(鉄道ニュースサイト記者)
鉄道誌の編集やウェブサイト制作業を経て鉄道ライターに。2020年から鉄道ニュースサイト『鉄道プレスネット』所属記者。おもな研究分野は廃線や未成線、鉄道新線の建設や路線計画。鉄道誌『鉄道ジャーナル』(成美堂出版)などに寄稿。おもな著書に『鉄道計画は変わる。』(交通新聞社)など。
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