乗ったらすぐ着く、都バス最短級路線とは 運行に「ならでは」の工夫 運賃も特別

運賃なぜ安い? 背景にある歴史

 珍しいことづくめの「学05」はなぜ生まれたのか、東京都交通局に聞きました。

――「学05」はいつから運行されているのでしょうか?

 1949(昭和24)年7月からです。

――なぜ運賃が安いのでしょうか?

「学05」を含む「学バス」は戦後の復興期における勤労学生の優遇策として発足した経緯から、一般系統と比較して割安な運賃を設定しています。

――一般人が乗ってもよいのでしょうか?

 都営バスとして利用者を限定する事はありません。しかしながら、終点は日本女子大学の構内になるため、大学の規則に従っていただく必要があります。

――休校日は運行されるのでしょうか?

 休校日は運休します。夏休みなど長期休校中は基本的に運休ですが、日本女子大学と調整のうえ、必要に応じて運行することがあります。

――6つある「学バス」のなかで、「学05」はなぜ途中のバス停に停まらず、しかも復路のみ小学校前で停まるのでしょうか。

 途中のバス停に停まらないのは、路線距離が短いことに加え、ほかの系統が並走しているためです。小学校前の停留所は児童に便宜を図ったもので、目白駅前から乗車した児童は大学構内の終点に到着後もそのまま乗車し、折り返したのちに小学校前で降車します。

――ターンテーブルでの転回も昔からでしょうか?

 1994(平成7)年より、現在の形態で転回しています。それ以前は付近の折返し場で転回していました。

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都バス唯一という「ターンテーブル」に乗り、次の運行に就く(2018年2月、中島洋平撮影)。

※ ※ ※

 ちなみに、都バスの最長路線は、多摩地区の青梅車庫と花小金井駅北口を結ぶ約28kmの「梅70」、23区内では新宿駅西口と王子駅前を結ぶ約18kmの「王78」です。短い路線では、新宿駅西口と都庁を結ぶ「CH01」や、新橋駅と築地市場を結ぶ「市01」など、拠点間の距離としては「学05」より短いものがありますが、この2路線はいずれも起点から起点へと戻るまでが1路線となる循環系統です。

【了】

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コメント

1件のコメント

  1. 特別運賃ですか。
    ここにも女性優遇なのですね。。。