最精鋭集うアグレッサー隊とは 機体カラーも別モノ、所属パイロットは最強揃い!

アメリカ空軍や航空自衛隊のアグレッサー隊は、それぞれのなかでも最精鋭が集う部隊といわれます。ところがアメリカではその任務について、民間委託もあるといいます。どのような任務に就く、どのような部隊なのでしょうか。

アグレッサーを民間委託? その目的と可能な理由

 敵役を演じるアグレッサーですが、アメリカでは民間のアグレッサーが存在します。アメリカのバージニア州にある民間軍事会社ATACは、アメリカ軍から仮想敵業務を請け負っており、神奈川県の厚木基地や沖縄県の嘉手納基地にも訓練で飛来します。

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厚木基地に展開するATACのホーカー「ハンター」(2015年、石津祐介撮影)。

 ATACが使用する機体は、なんと50年前作られたイギリス製のホーカー「ハンター」で、主にジャミングポッドを用いた電子戦などを行います。ほか、格闘戦用にイスラエル製の「クフィル」も所有しています。軍用ではなく民間機登録なので、アメリカを表すNで始まる機体記号が記されています。

 アメリカにはほかにもアグレッサー業務を請け負う民間軍事会社があり、フロリダ州にあるドラケン・インターナショナルでは主にA-4「スカイホーク」を使用しています。同社もATACも共に、所有する機体は旧式の戦闘機ですが、クフィルやA-4は優れた運動性を持つ機体ですので、空中戦の仮想敵役には十分と言えます。そしてパイロットには、空軍や海軍の経験者が採用されています。アグレッサーをこのような民間企業に委託することで、専門的な訓練をより低コストに抑えることができるといいます。

 一線を退いた旧世代の戦闘機が、今度は民間でアグレッサーとして活躍しているというのは、何とも興味深い話ではあります。

【了】

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Writer:

専門誌を中心に、航空機の取材、撮影を行うライター、写真家。国内外を問わず世界各地の空港やエアショーなど取材。航空機以外にも野鳥、アウトドア、旅行など幅広いジャンルの取材を行っている。

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コメント

1件のコメント

  1. どんな事が有っても空自に求められるは最高潮

    これからも精度を究め続けてくれる事を願ってる

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