変わる駅の「入場券」 小田急は全駅で返金制度も導入 背景に何が

入場券の返金を始めた理由は「サービス向上」

――そもそも、入場券の返金を始めた理由は何なのでしょうか?

 乗車以外の目的で駅の改札に入る場合、入場券を購入いただくのがルールとなっており、お客様にはその点を守っていただくようお願いしてまいりましたが、各駅の改札内店舗、いわゆる「エキナカ」が充実してきたことを背景に、「列車には乗らないが改札内のお店を利用したい」という要望やお問い合わせをいただくようになりました。

 そこで、駅構内施設のサービスと価値の向上を目的に、入場券を購入して改札内店舗を利用されるお客様を対象とした返金対応を2016年3月から開始いたしました。

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小田急線新宿駅改札内の「Odakyu SHOP」。利用すれば入場券返金の対象となる(写真:小田急電鉄)。

――対応が始まって約2年ですが、利用者の反応はどのようなものでしょうか?

 具体的な人数は申し上げられませんが、一定数のお客様にご利用いただいていると認識しております。特に、コーヒースタンドやそば屋さんなどをご利用のお客様が比較的多くいらっしゃるようです。

※ ※ ※

 小田急電鉄では、「今後も引き続き、お客様には入場券の利用をお願いしながら、駅構内サービスに対するご要望にお応えしたい」としています。

 一方、首都圏を中心に駅改札内の商業施設を多数展開しているJR東日本は、「乗車以外の目的で改札に入る場合は入場券が必要になりますので、改札内店舗のみご利用の場合も入場券の購入をお願いします」としています。
 
「改札内店舗のみの利用については問い合わせや要望も寄せられておりますが、すでに駅構内のポスターなどを通じて周知に努めており、お客様には十分ご理解いただいていると認識しております」(JR東日本 広報担当)

 各地の主要駅で「エキナカ」が充実するなか、入場券は返金制度のあるなしに関わらず、「列車に乗らなくてもエキナカを利用したい」という需要に応える役割を担い始めているようです。

【了】

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コメント

8件のコメント

  1. エキナカを「電車に乗る用事のついで」以外の人にも利用して欲しい、という意思表示ですね。

    • いやいや、J@各社は無理でしょう。

  2. これは「本末転倒」というよりも「瓢箪から駒」というべきなのか。

  3. 1社が始めると他社も追随しなければなくなる。今の時代、総クレーマー社会ですから。かならず「あそこの会社はこうだった」「お前の会社も同じ扱いにしろ」そう言われてきますよね。

  4. そういえば大阪駅の改札に、ICで入ってそのまま出られる的な掲示があったような

  5. 重い荷物を持ってあげて見送りに行って、
    待ち時間に駅ナカでお茶でも!ってことが増えそう。

  6. 別に返金する必要はないんじゃないのか?
    ただ、入場券と初乗り運賃は違った方がよい。
    乗越清算だと入場券は完全にその駅からであるのに対して、初乗り運賃だと差額になるからだ。
    入場券は各社100円均一くらいでいいんじゃないの?

  7. いわゆるエキナカ利用ではなくトイレの利用だけでも同様のサービスを実現してほしいと思う。
    都会なら改札内外両方にあることが多いのでいいだろうけど、郊外だと改札内にしかない、駅の近所にもない場合も多いので改札内のトイレを使えれば利便性・快適性が向上すると思う。