改札ピッで三陸鉄道を応援 震災から7年、ヤフーが交通ICカード利用寄付イベント開催(写真10枚)

来場者が話す、東北への思い

 初日となった9日は、3名の三陸鉄道職員が参加、改札に立ちました(参加は9日のみ)。天気はあいにくの雨天。風も強く、決して恵まれた環境とはいえなかったものの、職員とスタッフは、会場を訪れた人たちに熱心に話しかけていました。

Large 180309 sanriku 92 Large 180309 sanriku 93 Large 180309 sanriku 94
車窓の映像を流すモニターと1/10スケール三陸鉄道車両模型。
寄付するともらえる三陸鉄道公認の特別乗車券。
12歳のとき被災したという三陸鉄道の古舘さん(右)。

 映画のチケットを買いに六本木ヒルズを訪れていた東京在住50代自営業の男性は、岩手県盛岡市の出身だといいます。「7年前の3月11日は、東京にいました。地震が起きてすぐ盛岡の実家に電話、親族は無事でホッとしました。津波の映像を観たとき、まるで怪獣映画のワンシーンを見ているような衝撃を受けました。私は毎年正月に帰省しているのですが、地方都市はまだまだ寂しい雰囲気が残っています。(ヤフーのような)東京の企業が東北を支援してくれるのは、とても心強いです」と話しました。

 ランチで会場付近を訪れたという、7歳の子どもを連れた30代の主婦は「震災当時は子どもがまだ0歳。震災の次の日、12日夜に夫と子どもと一緒に、京都に住んでいる叔母のもとに避難しました。夫は仕事の関係で数日後に東京へ戻りましたが、私たちは1か月間身を寄せていました。私の『ママ友』にも同じような人が何人かいたのを覚えています。日が経つにつれて、震災の怖さがこみ上げてきました。東京の企業には、これからももっともっと積極的に支援をしてもらいたいです」と言います。

「Yahoo!応援改札」に立った三陸鉄道の古舘龍太さん(19歳)は入社2年目。普段は久慈駅(岩手県久慈市)に勤務しているといいます。「震災があったのは、私が12歳の時、小学校の卒業式の間近でした。実家は内陸部だったのですが、停電でテレビも見られませんでした。電気が復旧したのは1週間後。それまで情報はラジオから得ていました。初めて津波の映像を観たときは言葉になりませんでした。でも、いまは街が少しずつ元気を取り戻しており、うれしいです。三陸鉄道は、ローカル線ならではのきれいな景色を見られますから、東京の皆さんには1回だけでも構いません、ぜひ遊びに来てもらいたいです。今回の取り組みは、東北に住む人間のひとりとして本当にうれしいです」と話しました。

 イベントは、9日(金)が19時まで、10日(土)と11日(日)は午前11時から19時まで開催予定です。
 
【了】

この記事の画像をもっと見る(10枚)

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。